ファイターズ
宮西尚生 志願のシート打撃登板 清宮ら封じて好感触 CSへ戦闘準備完了
打者6人に対し安打1
日本ハムの宮西尚生投手(39)が10日、エスコンフィールド北海道で行われたシート打撃に志願して登板し、12日から始まるクライマックス・シリーズ(CS)に備えた。打者6人と対戦し、許した安打は1本。何度も短期決戦を経験してきたベテランは、本番さながらの投球で仕上げた。
6月半ばに1軍に昇格し、抜群の安定感を誇ってきたが、シーズン終盤は失点するケースが増えた。転機は10月5日の楽天戦(楽天モバイルパーク)。安打と犠飛で1点失ったが、復調の兆しがあった。「ここ何試合か、感じが悪かった。ただ、最後の試合は点を取られたけど『あ、つかめそう』というのがあった。だからきょう、(シート打撃で)投げさせてもらって」
「あ、つかめそう」の感覚再確認
5日前の感覚を再確認し、自信を深めたかった。実際、松本剛に中前打を許したが、水谷、マルティネス、清宮らをきっちり封じた。思惑通りの成果が表れ「はじめは投げるつもりなかったけど、感じが良かった。これでスッキリCSに向かえます。以上!」と、笑顔で球場を後にした。