松本剛 CS前日会見で下克上宣言 子どもMCの質問に「いい質問ですね」とニッコリ
日本ハム・松本剛外野手(31)が11日、ロッテ・中村奨吾内野手(32)と『2024パーソル クライマックスシリーズ パ ファーストステージ』の前日記者会見に出席。子どもMCを務めたひなのさん(6)、かれんさん(9)の質問に答えるなど、シーズン2位から下克上での日本シリーズ進出を誓った。会見の全文は以下の通り。
「とにかく楽しく明るく」
―松本剛へ。意気込みを
「選手会長の松本剛です。監督の会見を見ていないんですけど、日本シリーズに行くことが僕たちの目標なので、そこに向けてとにかく楽しく明るくやっていきたいなと思います」
―中村奨へ。同様に意気込みを
「こんにちは。千葉ロッテマリーンズ中村奨吾です。日本ハムとの対戦成績は今年は悪いんですけど、また短期決戦になると雰囲気も違いますし、勢いとかも違うと思うので、連勝してファイナルに向けて頑張っていきたいと思います」
【子どもMCからの質問】
かれんさん「松本剛選手に質問です。今シーズンファイターズの選手はすごく楽しそうに野球をしているように見えました。『パーソル クライマックスシリーズ パ』でもいっぱい楽しむことができそうですか」
松本剛「(満面の笑みで)はい。いい質問ですね。監督も楽しむ、楽しむという言葉をよく使ってらっしゃるので、僕たち選手の中でもその言葉はすごく浸透していますし、出ている選手はもちろんですけど、ベンチの雰囲気も楽しんでいただけたらうれしいです」
ひなのさん「中村選手に質問です。千葉ロッテマリーンズの応援は一体感があってすごいです。今年一番応援に勇気づけられた時はいつですか。また、『パーソル クライマックスシリーズ パ』を戦うに向けて応援してくれる人にメッセージをお願いします」
中村奨「個人としてもチームとしても、良いときも悪いときもありましたけど、どんな時でも一生懸命、変わらずに応援してくれるファンの皆さまの応援がすごく力になりましたし、クライマックスでも応援をより盛り上げてもらえるような戦いをしていきたいと思います」
【質疑応答】
松本剛「とにかく日本シリーズに行くぞ」
―松本剛へ。チームは6年ぶりのクライマックスシリーズ
「今は本当にワクワクしていますし、エスコンフィールドで初開催ということで、北海道のみなさまも盛り上がってくれているといううわさも耳にしていますし、選手は僕含め、とにかく日本シリーズに行くぞという意気込みをみんな言っているので、そのためにしっかり明日まずは勝って、いい姿をファンの皆さまに見せられたら、と思います」
―2年連続最下位から躍進。何が変わった
「何かが変わりましたね。何かは分からないです。やっていて楽しいというのもありますし、勝てそうだなって。すごく思う瞬間が今年やっていて多いのが事実なので。成績みんな上がっていますし、難しい質問なんですけど、新庄監督の采配に慣れたのが一番かなと思います」
―チームの雰囲気は
「明日になってみないと本当に緊張感はどんな感じなのか、僕含めて分からない感じはあるんですけど、今日の練習の雰囲気もいつもと変わらずリラックスしているというか、ファイターズらしくそのままの勢いで。若い選手が多いので、そのまま戦っていけたらいいです」
―12日のロッテ・先発は佐々木朗。印象は
「いやもう見ての通り。素晴らしい投手ですし、うちも今年何度も対戦してますけど、打っているイメージがないので、厳しい戦いにはなると思いますが、本当に2年間僕たち最下位で3年目にしてクライマックスシリーズ出場というところにきているので、胸を借りるじゃないですけど、常に挑戦者の気持ちで戦っていきたいと思います」
―北海道が盛り上がっている。メッセージを
「いや、本当に超満員のエスコンフィールドと僕も聞いてますし、立ち見の方もたくさんいるということで、本当に楽しみな試合が明日から控えているので、僕たちも楽しみますので、ファンのみなさんも是非楽しんで応援してくれたらうれしいです」
中村奨「本当に挑戦者」
―中村奨へ。自身としては5度目のCS。4度ファイナルステージに進んでいる
「僕たちはギリギリで3位になって迎えるクライマックスなので。本当に挑戦者だと思います。最後の最後まで争って勝ち上がってきたので、その勢いのままクライマックスに入って行ければいいなと思います」
―短期決戦を戦うポイントは
「勢いに乗ったチームが強いと思いますし、ミスをしないことだったり、自分たちが守備からリズムを作っていければ乗っていくのかなと思うので、明日(の先発は)朗希ですけど、ピッチャー中心にしっかり守っていきたいです」
―レギュラーシーズンが終わり、1週間ほどあった。調整は
「練習で細かいところは選手がおのおのやってきたと思うので、それを明日の試合で出せればいいと思いますし、さっきも言いましたけど最後までCS争いをしていたので、緊張感というのは最後まで持ちながら戦ってきた。試合間隔は空きましたけど、緊張感を持ちながらまた明日いきたいなと思います」
―初戦の日本ハム・先発は加藤貴。印象は
「(シーズン中)なかなか点を取れていない。明日も初戦ということで、緊張感の中で試合が進むので、なかなかヒットだとか出ないと思う。ヒットだけじゃなくていろんな方法で出塁して進塁させて、安打が出なくても何とか選手が考えて監督を信じて、点を取れば少しでも勝ちに近づくのかなと思います」
―改めて短期決戦への決意を
「エスコンで初めてのCSということで、さっき松本選手もいいましたけど、北海道のファンはすごく盛り上がっていると思いますし、本当アウェーの中での試合になると思うんですけど、自分たちもチーム一つになって戦っていきたいと思いますし、応援してくれるファンの方もついているので、それも力に変えて頑張っていきたいと思います」