柿木蓮 「かわいい」〝盟友〟と久々やりとり、いま温めている〝新球種〟は
甲子園の決勝で対戦し同期入団
みやざきフェニックス・リーグに参加している日本ハム・柿木蓮投手(24)が、昨オフトレードで移籍したオリックス・吉田輝星投手(23)と久々にやりとりがあったことを明かした。2人は甲子園の決勝で対戦し、ドラフト同期で入団。新天地で50試合登板を果たした〝大親友〟から届いたメッセージの中身とは―。
シーズン中、日本ハム戦で元チームメートと再会する度、吉田はこう口にしていた。「柿木、元気にしているのかな」。ファームで奮闘する右腕の名前を出し、いつも気に掛けていた。それを伝え聞いた柿木は「かわいいな、アイツ」とニヤリ。「この前、久々にLINEが来たんですよ。おお、輝星かわいいなって思って」。
近況報告じゃなかった…
近況報告と思いきや、その内容は意外なものだった。「ホワイトニングってどこのメーカーだっけ?って。知るかって。なぜか分からないですけど、アイツ関西に行ったのに標準語になっていたんですけど」とうれしそうに語った。
恒例の誕生日プレゼント 今年は?
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柿木と吉田の付き合いはもう6年になる。高校日本代表でチームメートになり、意気投合。プロ入り後も一緒にいることが多く、気心知れた仲だった。昨年までは誕生日プレゼントを贈り合っていたが、「今年は送ってないですね。終わっちゃいました」と苦笑い。シーズン中は「どうせ、オフシーズン何かしらで会うと思うので」と、あえて連絡を取ることはなかった。
自身は22年秋に戦力外通告を受け、育成契約を締結。支配下復帰を目指した高卒6年目の今季は、爪が剝がれてしまった影響もあり、ピッチングできない期間もあった。それでも、2軍では16試合に投げ、防御率2.12。フェニックスリーグでは、12日からの第2クールで登板が予定されている。
12日からの第2クールで登板予定
「新球種、試します。チェンジアップを投げてみます。中学生以来です。フォークが最近良くないので、きっかけ的な感じです。ふざけて投げたら、いいな、ちょっと試合に投げてみようって感じです」。そういって笑顔を見せた奥には、闘志がみなぎっていた。