レバンガ13年ぶり帯広ホーム開幕戦も長崎に敗れて3連敗 けが人は4人となり早くも緊急事態
■B1リーグ戦 第2節第1日(10月12日、帯広・よつ葉アリーナ十勝)
▽レバンガ北海道59-68長崎ヴェルカ
序盤11点のリード守り切れず
開幕2連敗でホーム開幕戦を迎えた東地区最下位のレバンガ北海道は、パリ五輪日本代表のSG/SF馬場雄大(28)が所属する西地区6位の長崎と対戦。攻守の要で、外国籍選手初の主将を務めるエースのSG/SFドワイト・ラモス(26)ら複数の選手をけがで欠く中、序盤の11点のリードを守り切れず3連敗。13年ぶりに帯広の会場で開催された道内ホーム開幕戦を白星で飾ることはできなかった。13日の試合で今季初勝利を目指す。
会場に過去最多3013人も 第4Qだけで8個のターンオーバー
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本拠地の札幌・北海きたえーる改修の影響で、帯広で行われたホーム開幕戦。会場には過去最多3013人が駆けつけたが、司令塔不在の長崎にしてやられた。5点のビハインドを追う第4クオーター(Q)だけで8個のターンオーバーし、勝利に届かなかった。
ミスが攻守で長崎より多かった
小野寺龍太郎HC(42)は「自分たちがミスしてしまった部分が、オフェンスでもディフェンスでも長崎さんよりも多かった。明日の試合に勝つための準備を今からしたい。修正点、改善点を精査した上で、もっと良い内容のゲームをして、勝ちにつなげる。結果にこだわったバスケットをしていきたい」と巻き返しを誓った。
この試合で2人が負傷交代
チームは早くも緊急事態だ。今月6日の試合中に大黒柱のラモスが右足を負傷して戦線離脱。コンデョション不良で開幕2試合を欠場したPFテリー・アレン(30)はベンチ入りしたが、出場はなし。さらにスタメンでコートに上がったSG盛実海翔(27)と、途中出場のSG星野京介(25)は負傷交代してしまった。
攻め手に迫力を欠いたレバンガは、2試合連続の50点台に留まった。指揮官は「テリーは順調に回復している。盛実と星野に関しては、明日のゲーム、名古屋、大阪とアウェーが続くので、そこでプレーしてほしい。早く回復することを願っています」と、厳しい台所事情を明かした。
寺園が13得点でチーム最多
チーム最多得点は、今季初先発で13得点を挙げたPG寺園脩斗(30)。ゴール左斜めの位置から、得意のドライブで何度も相手ゴール下のディフェンスを切り裂いた。次の試合は盛実と星野の出場が微妙な状況で、寺園ら2人のPGへの負担が大きくなる可能性は高い。「ハンドラー2人がいなくなって、僕と島谷選手しかいないところを狙ってくると思う。チームを変えてやる、この流れを変えてやるっていう気持ちで、チーム全員でやっていきたい」。帯広で今季初勝利を挙げ、アウェー5連戦への流れをつくりたい。