ファイターズ
2024/10/12 20:40

《鶴岡慎也のツルのひと声》ボール1個分、細かいワンプレーが明暗を分ける短期決戦

■2024 パーソル クライマックスシリーズ パ ファーストS第1戦 ロッテ2-0日本ハム(10月12日、エスコンフィールド北海道)

割り切るしかない 良すぎた佐々木朗希

 これぞ短期決戦。今回ばかりはロッテの佐々木朗希にやられた。彼が良すぎた。そう割り切るしかないし、引きずる必要もない。何が良すぎたのか。キャッチャーを含めて、ボールのチョイスが実に巧みだった。直球中心の組み立てで入った。そのストレートの状態が良くないと判断すると、すぐにスライダーへと軸になるボールを切り替えた。これがハマったのだ。

相性を覆した超一流の投手

 レギュラーシーズン。佐々木は日本ハムを相手に一度も勝てていなかった(0勝2敗)。だが、そこは超一流の投手。ペナントレース最終戦(10月1日の楽天戦で9回1失点完投勝利)で素晴らしい投球を見せ、しっかりと仕上げてきた。(五回無死一塁で松本剛に)バントもさせてもらえなかった。

偶然の1球が与えた影響 ロッテに傾いた流れ

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