夏季スポーツ
2024/10/13 17:50

やり投げ金メダリスト・北口榛花の旭川凱旋パレードに4万8000人

沿道に詰めかけた市民に手を振る北口=撮影・小松巧

アトランタ五輪金の柔道女子・恵本さん以来

 8月のパリ五輪陸上やり投げで金メダルに輝いた旭川市出身の北口榛花選手(JAL)の凱旋パレードが13日、旭川駅前の平和通買物公園などで行われた。同市がパレードを行うのは、96年アトランタ五輪柔道女子61キロ級で金メダルを獲得した恵本裕子さん以来。約888メートルのパレードには、市民を中心に約4万8000人がつめかけた。

〝チーム北口〟のスタッフも同乗

 寒風の中、旭川中心部が熱気に包まれた。自身初めてのパレードでは、北口の希望で〝チーム北口〟のスタッフも同乗。専用車の上から沿道を埋め尽くした多くの市民に手を振りながら、終始笑顔で約20分の至福の時を楽しんだ。「今まで見たことないぐらいの人が集まってくださって、ほんとにうれしかったですし、たくさんいらっしゃった中でも思った以上に一人一人のお顔を見ることができて、すごく良かった」と大満足の様子だった。

旭川東高吹奏楽部がクイーンの名曲などで先導

 パレードでは、北口が希望していた英国のロックバンド・クイーンの代表曲「We Are The Champions」など3曲を、母校・旭川東高吹奏楽部が演奏しながら先導した。「自分一人の力でチャンピオンになったわけではないので、とてもぴったりな曲だと思いましたし、頑張って練習してくださったと思うので、すごくうれしかったです」と、粋な計らいに感謝した。

 9日の帰道後、北海道から栄誉賞を授与。12日には北広島のエスコンフィールド北海道で行われたCS初戦の日本ハム―ロッテ戦で始球式を務めるなど過密スジュールを経て、帰郷した。「たくさんの方々にお祝いしていただきましたし、初めての始球式も行いましたし、今回パレードも人生で初めて。初めてのことばかりで、それも全て金メダルのおかげだと思うので、良い経験ができてるなって思ってます」。

思い出の詰まった買い物公園

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