【一問一答】山崎福也 切り札的リリーフで輝き 信頼してくれた新庄監督に感謝
■2024 パーソル クライマックスシリーズ パ ファーストS第2戦 ロッテ2-3日本ハム(10月13日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの山崎福也投手(32)が13日、エスコンフィールド北海道で行われたCS(クライマックスシリーズ)ファーストステージのロッテ戦で好救援し、逆転勝ちを呼び込んだ。1点ビハインドの八回から3回無失点。急きょ、切り札的にリリーフの仕事を命じられた左腕は、完璧に任務を遂行し、勝ち投手になった。ヒーローインタビューと取材に応じた一問一答は以下の通り。
【ヒーローインタビュー】
―登板を終えて
「ホッとしてます」
―リリーフでの登板
「なんとしてでもゼロに抑えないといけないという展開ではあったので、四球も出してしまったんですけど、要所要所で抑えられて今、本当にうれしいです」
―3回無失点。ファンの声援も力になった
「はい。これだけたくさんのファンの皆さまに応援していただけるという、本当に幸せなことでもありますし、そしてこのクライマックスという舞台をエスコンで迎えられて、選手みんなもすごく興奮しているので、なんとかきょう早く帰って、あしたの応援もお願いします」
―ファイナルステージ、日本シリーズへ向けて
「あした、なんとしてでも勝って、福岡でいい試合(をして)。そして日本シリーズに行けるようにみんなで頑張りたいと思っています。ファンの皆さま、あした、めちゃめちゃ熱いご声援、お願いします」
【囲み取材】
―慣れないリリーフ登板。どういうイメージで
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「いやもうイメージは…もう必死で。全力でいくしかないと思っていたので。ボールボールで外れるという感じはなかったので、そこは本当に一つの安心材料という感じはありましたね」
―リリーフは難しいかと
「オリックスの時に結構、こういう場面があったので。クライマックスは初めての経験なので緊張もしましたし、もちろん不安もあったんですけどね。今、本当にホッとしてます」
―レギュラーシーズン最後の西武戦から、どう調整してきたか
「ここまで来たら調整というか、気持ちの部分だったり、調子が悪いとも言っていられないので。今できることを全力でするということだけをきょうは頭に入れていたので。調整という調整は…キャッチボールでいい感覚を出すぐらいのイメージではやっていました」
―同点だったら十二回までいく感じだったか
「でしたね。きょう、そんな感じの新庄さんの雰囲気はあったので。でも本当に幸せでしたね。そういうふうに信頼してもらえて」
―九回に三振を取ってほえた
「あの場面、1点もあげられないので。本当に丁寧にという意識はありましたし、なんとかゼロでという気持ちもあったので良かったです」
―試合前に監督、コーチから出番について話は
「先発が崩れた時とか。ただ、きょうの金村がすごい良かったんで、きょうはないかなと思ったら、まさかの試合後半であるとなって。ビックリはしたんですけど、その反面、うれしさもあったので良かったです」
―伏見とはどんな話をしてマウンドに
「いや、きょうはもう(田宮)裕涼の方とすごい話をしていたので。寅威さんは試合前にちょこっとだけ話したくらいだったので。きょうはもう裕涼がキャッチャーかな、と思っていましたね」
―田宮とはどんな話を
「球種の確認だったり、このバッターはこういう球種を使うというのを、試合前は話しました」
―伏見とは少し話したと
「そこ(田宮との話し合い)に入ってきた感じです。裕涼と話してたら、いた感じです。で、ちょっと、そうだよね、みたいな(笑)。ミーティングというか、廊下で話していた感じのところに、寅威さんが来た感じでした」
―伏見と組んだのはタイミングが合った
「試合の流れ的にこうなるかなという感じはしていたので、予想はしてましたね。いろんな想定はしていました」
―このシリーズ、ホームランが多い
「この球場、ホームランが出やすい球場ということもあるので。ここ最近、僕も一発ばかり打たれていたので、一発を打たれないようにというのは意識して投げていましたし、低め低めを突いてという強い気持ちは持っていました」
―ブルペン待機はいつ告げられたか
「本当に最近ですね。3日前とか2日前とかでした。最初、コーチに言われて、きのうも新庄さんに『行くよ』と言ってもらっていて」
―これまでの経験をどう生かしたか
「僕(CSは)初めて投げたので、きょう。チーム雰囲気とか、試合の流れというのは(オリックス時代から)この3年間、ずっと見てきましたし。準備も今までしていたので。一球一球の間だったり、ポンポン、ポンポンとはいきづらいような雰囲気も感じましたし。テンポだったり、丁寧さというのは意識してました」
―球場の雰囲気、盛り上がりはどう感じたか
「すごいんですけど、僕はバッターと対決しているので。ファンの皆さんには応援してもらって、僕はもう集中して投げるだけなので」
―マウンドに上がる時、伏見から一言あったが
「なんか言ってましたね。緊張しすぎて、あまり覚えてないです(笑)」
―これほど緊張することはあったか
「こういう展開は初めてでした。日本シリーズも最初の方でいつも投げていましたし。こういう展開はちょっと初めてでした。でも本当にいい経験させてもらったので、ほんと、新庄監督、すごいなというのは、あらためてきょう思いました」
―あまり感じたことのない緊張感だったか
「そうですね。ブルペンでも変な汗をかくというか、変な感じはしましたね」