ファイターズ
2024/10/13 20:55

松本剛 気迫のヘッスラでチームを鼓舞 円陣の声出し役を務めたムードメーカーを「アイツはやっぱり仕事人」

一回無死、内野安打を放ち、一塁へ滑り込んだ松本剛=撮影・井上浩明

■2024 パーソル クライマックスシリーズ パ ファーストS第2戦 ロッテ2ー3日本ハム(10月13日、エスコンフィールド北海道)

劇的勝利を演出 プレーで気迫でチームをけん引

 日本ハムの松本剛外野(31)が13日、CS(クライマックスシリーズ)ファーストステージ第2戦に「1番・中堅」で先発出場。選手会長の気迫あふれるプレーが、劇的なサヨナラ勝利を呼び込んだ。

いきなり見せた勝利への執念

 一回、先頭で迎えた第1打席。「打席に行くまで迷っていたんですけど、勝負いくしかないなって」と、初球を思い切りよくスイングした。三遊間への打球を放つと、一塁ベースに頭から滑り込み、右拳を叩いて、感情をあらわにした。

 「本当に勝つしかない試合だったので、なんとか塁に出たいって、とにかく無我夢中で」と振り返った。

一回無死、内野安打を放つ松本剛

 

前日は3打数無安打 「監督が1番で使ってくれた」

 新庄監督の期待に応えたかった。前日12日の第1戦では、1点を先制された直後の五回無死一塁で、バント失敗の末に三ゴロ併殺。3打数無安打に終わり、チームは完封負けを喫した。

 「きのうも打ってない中で、監督が1番で使ってくれた。1番で一番、大事なのは初回の打席なので、なんとか塁に出ようと思っていました」と必死だった。

ファンの大声援にも背を押された

 中盤まで劣勢の展開となったが、誰一人として諦めていなかった。「いくだけ、いくだけって、みんな言っていました。監督もボールを投げて、祈っていましたね」

 ファンの大声援にも後押しされ、「ずっとチャンステーマを流してくれて、その気持ちは僕ら選手も分かっていた」と感謝した。

九回1死、同点のソロ本塁打を放った万波(背番号66)を迎える松本剛=撮影・桜田史宏

 

万波の同点弾に感激 自身は狙い通りの四球

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