コンサドーレ
2024/10/14 12:30

《こぼれ球》第3回赤黒ドリームマッチ 道スポオリジナル選手名鑑【前編】

 

 11月3日ホームC大阪戦(プレド)の前座試合として行われる「第3回赤黒ドリームマッチ~CONSAOLDSの不屈~」。札幌の歴史を彩ってきた名選手たちが出場する一戦をより楽しむべく、担当記者の独断と偏見により作成した選手名鑑を、全3回に分けてお届けしたい。

※出場選手の記載順は公式リリースに準ずる。氏名横の()内は、左から11月3日時点の年齢、札幌での在籍最終年度の登録ポジション、札幌での在籍期間(2種登録や特別指定選手登録の期間除く)、札幌でのJリーグ通算出場数、札幌でのJリーグ通算得点数

・河合竜二(46、DF、2011~18年、179試合2得点)
【現役時代】札幌に加入した11年にいきなり主将の大役を任され、見事にチームをJ1昇格に導いた、優れたキャプテンシーを誇る「闘将」。チームを統率するコーチングとハードなディフェンスでピッチ内に安定をもたらした。
【メモ】現在はクラブでコンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン(CRC)やスポーツダイレクターを務める。道新スポーツデジタルのコラム「竜の眼」や、FMノースウェーブ「CONSA Ole」のDJなど、メディアでも活躍中。

・石川直樹(39、DF、2009~10年および17~20年、92試合2得点)
【現役時代】09年途中、柏時代に指導を受けていた石﨑監督のラブコールに応えて札幌加入。翌10年には期限付き移籍期間中にもかかわらず、主将に抜擢された。その後新潟、仙台を経て17年途中に札幌へ復帰。クレバーなディフェンスで16年ぶりのJ1残留に貢献した。
【メモ】23年から札幌アカデミーに携わり、今季からアカデミーダイレクターに就任。メンタルトレーナーとしての一面も持っている。※詳しくは「元赤黒戦士の現在地・石川直樹編」をチェック! 前編 中編 後編

・芳賀博信(41、MF、2006~12年、210試合2得点)
【現役時代】市原(現・千葉)のアマチュアチームからプロ入りを果たした苦労人。札幌ではボランチや右サイドなどでプレーし、無尽蔵のスタミナと闘志あふれるプレーで活躍。主将を務めた07年にはチームをJ2優勝、J1昇格に導いた。
【メモ】引退後は北海道初のブラインドサッカーチーム「ナマーラ北海道」を設立。運営に携わる「クルール」のキッチンカーで、プレドのグルメテラスに出店していることも。

・大森健作(48、DF、2000~04年、123試合1得点)
【現役時代】岡田監督2年目の00年に加入し、3バックの左CBとして定位置を確保。大胆な攻撃参加を得意としており、インターセプトからゴール前まで駆け上がってシュートをたたき込んだ、00年ホーム浦和戦での決勝ゴールはクラブ史上に残るゴールのひとつだ。
【メモ】現在は道内でサッカー解説者や指導者として活躍しており、試合中継でもおなじみ。現役当時の愛称は「ジャニ健」。

・曳地裕哉(34、GK、2009~13年、4試合0得点)
【現役時代】09年に札幌U-18からトップチーム昇格。192センチの長身と、長い手足が特長。背番号1を背負っていた13年に、5月のホーム京都戦でスタメン入りし、自身、そして札幌アカデミー出身GK初のJリーグ公式戦出場を果たした。
【メモ】プロ4年目だった12年にHTB「ハナタレナックス」に出演し、TEAM NACSの5人とPK対決した。ゴールを許すことなく見事に〝完封〟。

・遠国信也(43、FW、2000~01年、0試合0得点)
【現役時代】スピードを武器に札幌U-18で活躍し、記念すべき札幌アカデミーからのトップチーム昇格1号となった。トップでは天皇杯1試合の出場のみにとどまり、01年オフに契約満了となった。
【メモ】札幌時代唯一の公式戦出場となった00年天皇杯。対戦相手のフォルトナFCのゴールマウスを守っていたのは、鳥栖や横浜FCなど、2000年代のJ2で活躍したシュナイダー潤之介だった。今年もケガなく試合を終えてほしい。

・藤田征也(37、MF、2006~10年、165試合13得点)
【現役時代】各年代の世代別代表に選出されるなど早くから注目を集めていたプレーヤーで、中学卒業時には多くのJクラブのユースチームから誘いを受けたが、地元札幌U-18に入団。06年に同期の西大伍と共にトップチーム昇格。07年にはチームの主力に成長し、7ゴールをマークしてJ2優勝、J1昇格に貢献。右サイドを主戦場とし、豊富なスピードと高いテクニックで攻撃をけん引した。
【メモ】現在はアカデミースタッフとして札幌U-13に携わり、後進の育成に励んでいる。高校1年時にトップチームの一員として出場した、03年の天皇杯1回戦尽誠学園戦で決めたゴールは、現在もクラブの公式戦最年少ゴール(16歳181日)となっている。

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