【一問一答】田中正義 2度の回またぎも心乱れず 打者5人を完全リリーフ
■2024 パーソル クライマックスシリーズ パ ファーストS第3戦 ロッテ2-5日本ハム(10月14日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの田中正義投手(30)が2-2の五回2死一塁から2番手で登板した。3番手・河野竜生投手(26)につないだ七回1死までの打者5人を完璧に封じ、勝ち越しへの流れを生み出した。ファイナルステージでもフル回転で投手陣を支える。試合後の一問一答は以下の通り。
―2番手でマウンドに
「無心で、もう目の前のバッターを一人一人っていう感じで」
―回またぎはベンチで告げられた
「そうですね。なるべく心を浮き沈みのないようにというか、言われたところで自分の力を出すだけなので。無心で腕を振るって感じです」
―スライダーも切れていた
「そこでカウントが取れるっていうのはすごく大きいので。引き続き、福岡でも同じような投球ができるようにしたいです」
―直球が走っていた
「バッターのリアクションを見ても、いいボールが行っているのかなと思ってましたので。でも、しっかり投げどころだけ失敗しないように集中して投げました」
―1球目の投球でどよめきが起きた
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「正直、あんまり覚えてないというか、集中していたので。自分でもあんまり、今は何をしたか覚えてないような感じです」
―回またぎと告げられた形は
「監督に『もう一回』というふうに言ってもらったので。そのあと建山コーチが『まだ終わらないから、もう一回、行くよ』ってふうに言ってもらって、もう一回、集中し直して」
―どこでも行く
「もちろんです。選手は行けと言われたところで行くのが仕事というか、なんとかチームの力にどんな形でもいいので、貢献できるように福岡でも精いっぱいやりたいです」
―2度目のまたぎを告げられた時の心境は
「集中するだけというか、余計なことは一切考えずに、集中して目の前のバッターを一人一人抑えていくだけ。次また続くので、継続していけたら」
―負けたら終わりの試合で難しい役割を託された。新庄監督の信頼を感じるか
「もちろんそこはありがたいというか、選手冥利(みょうり)に尽きます。でもあんまり深く考えずに、とりあえずパッと集中して抑えるだけだと思うので、集中を切らさずにファイナルステージもやりたいです」
―スライダーは磨いてきた球の一つ。今年の経験が出たか
「やっぱり、けがをしてないというのが僕の中ですごく大きいので。投げ続けないと、試合で投げないと野球はうまくならないので。そういう意味ではたくさん投げさせてもらったので、その恩返しっていうのはCS(クライマックスシリーズ)で果たしていけるように頑張りたいです」