ファイターズ
2024/10/14 21:00

水野達稀 二遊間コンビの絆で劇的V打「大悟さんのミス…絶対に取り返したろって」

七回裏終了後、勝ち越し打を放った水野(中央)を迎えるチームメート=撮影・桜田史宏

■2024 パーソル クライマックスシリーズ パ ファーストS第3戦 ロッテ2ー5日本ハム(10月14日、エスコンフィールド北海道)

同点の七回に殊勲打 右中間を破る2点三塁打

 ドラマチックな一打に、大観衆が酔いしれた。日本ハムの水野達稀内野手(24)が14日、CS(クライマックスシリーズ)ファーストステージ第3戦に「9番・遊撃」で出場。同点の七回2死一、二塁の好機で右中間へ2点三塁打を放ち、決勝点を叩き出した。

持ち前の勝負強さで会心の一打 「いい仕事ができた」

 負けたら終わりの土壇場で、勝負強さが発揮された。チームはサヨナラ勝利を飾った前日の勢いそのままに、鮮やかな逆転勝ちで福岡行きの切符をつかみ取った。

 殊勲打の水野は「絶対ここで点を取ると思っていた。いろいろミスが重なりましたけど、そのミスをカバーするのが短期決戦。本当にいい仕事ができた」と会心の一振りを興奮気味に振り返った。

七回2死一、二塁、水野が勝ち越しの2点三塁打を放つ

 

直前の無死一、二塁で上川畑が送りバント失敗

 V打の裏には二遊間コンビの強い絆があった。決勝打の直前には、無死一、二塁の場面で上川畑が送りバントを失敗。痛恨の併殺でチャンスがしぼんだ。

 「二遊間を組んでいる大悟さんのミスだったので『絶対に取り返したろ』って。そういう気持ちで打席に入りました」と極限まで集中力を高め、最高の結果を残した。

感謝しきりの盟友 誓った福岡での恩返し

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