高校野球
2024/10/15 20:00

旭川実業の守備職人・角井佑成が悲願の秋タイトルへ意欲 父は甲子園でミラクル起こしたエース【秋季全道公式練習】

旭川実業の角井佑成内野手がプレドの人工芝の感触を確かめる=撮影・西川薫

■秋季全道高校野球公式練習2日目(10月15日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)

初戦の相手は難敵・クラーク

 10月16日に開幕する秋季全道高校野球の公式練習2日目が札幌・大和ハウスプレミストドームで行われ、9校がグラウンドの感触を確かめた。昨秋16強の旭川実業は、2回戦で今夏の北北海道大会準決勝で延長タイブレークの末に敗れたクラークと対戦する。背番号14でベンチ入りする角井佑成内野手(2年)の父は、同校が1995年夏の甲子園初出場で8強入りし、〝ミラクル旭実〟と呼ばれたときのエース・修さん(47)。過去4度対戦して未勝利の難敵を攻略し、悲願の秋のタイトル獲得を目指す。

1995年8月19日の道新スポーツ紙面

 

人工芝では心の準備も早めに

 初めて人工芝の感触を確かめた角井。「いつものグラウンドより硬くて、球足が速くて、いつもよりグラブを地面に早くつけるとか、心の準備も早めにつくるところを意識してやった。そこをしっかりやれば、イレギュラーもないし、普通のグラウンドよりも全然跳ねないですし、捕りやすいかな」と歓迎した。

 岡本大輔監督(51)は「堅実な選手ですね。守備とバントとバッティングについても状況を見ながら打ち明けてくれる。チームプレーに徹してやってくれる選手。どこかの場面で出場させたい」と、勝負所での起用を示唆した。

中学時代に監督だった父から教えてもらったこと

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