高校野球
北照期待の豪腕1年生・中谷嘉希投手が全道デビュー 自己最速147キロを連発【秋季全道大会】
■秋季全道高校野球大会第1日(10月16日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)
▽1回戦 北照9-1帯広工業 ※七回コールドゲーム
北照が相手のミスを見逃さず、足を使った攻撃で10安打9得点。七回コールドゲームで初戦を突破した。8点リードの七回には、3番手で登板した1年生の中谷嘉希投手が147キロを連発。1回を無失点に抑えた。次戦は8強進出を懸け、今夏の南北海道大会王者の札幌日大高と対戦する。
184センチの未完の大器が開花
184センチ、80キロの未完の大器が全道デビューした。中谷投手は打者5人に対して、被安打1、1奪三振、1四球無失点。開幕前までの最速は144キロだったが、プロ仕様の固いマウンドでポテンシャルが開花した。「今日はしっかり気持ちを込めてピッチングできました。緊張は特になかった。高校生のうちに155キロを出したい」。道内高校生歴代最速王に名乗りを上げた。
黒松内町出身で中学硬式の余市リトルシニアではエース。小学生の時には、同郷で最速153キロの速球を武器に、2023年のドラフト会議で星槎道都大から広島入りした滝田一希投手(22)に投球を教わった事もある。中学時代から直球とスライダーの2球種で勝負してきた。