ファイターズ
2024/10/16 18:10

《ハム番24時》10月16日

 とても痛々しかった。14日の試合前練習中、ノックの打球を顔面に受け、鼻骨を骨折した伏見が16日、通常通りの練習メニューをこなし、試合に備えた。フェースガードはしていなかった。顔をよく見ると、右目付近の内出血がひどく、印象がガラリと変わっていた。

 球場入りした時、コーチ陣やチームメートが驚いていた。本来は温和な顔つきだが、怖い雰囲気を醸し出している。本人は、会う人会う人に心配され、照れくさそうに「大丈夫!」と返していた。

 そこに、ベテランの宮西が通りかかった。激変した伏見の顔を見てすぐに「うわっ。ハロウィーンみたいで、ちょうどええやん」とイジった。言われてみれば、確かにそう。失礼だが、ハロウィーンでおなじみのお化けの特殊メイクにソックリだった。とっさに出た例えが秀逸すぎて、大笑いしてしまった。

 伏見は「オレの顔を見て、みんなが笑ってくれたらそれでいいよ」と自虐的に言い放った。新庄監督がインスタグラムで告知していた通り、この日はけがを押してスタメンマスク。「やるしかない。スタメンなので言い訳はできない」と、強い覚悟を携えて大一番に向かっていた。

グラウンド入りした伏見

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい