高校野球
【プレーバック】秋季全道高校野球2回戦 旭川実業0-2クラーク(10月17日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)
クラークの辻田投手が3安打完封 打でも2安打2四球
5年連続出場のクラークが、2-0で2年連続出場の旭川実業を下した。先発したクラークの辻田丞投手(2年)が3安打無失点の完封勝利。3番を担う辻田は打っても2安打2四球と、全4打席で出塁した。
0-0の均衡を破ったのはクラーク。五回裏の攻撃は、敵失で先頭打者が二塁まで進み、犠打と四球で1死一、三塁の好機をつくった。凡退をはさんで5番・大橋正義一塁手(2年)の適時左前打で先制した。七回は2死満塁の場面で、守備から途中出場していた6番・牛田健心左翼手(1年)が押し出し四球を選び、2点目を加えた。
旭川実業は背番号「11」の加藤千聖投手(1年)が先発して2回無失点。エースナンバーの西村颯汰投手(2年)は右翼守備で先発し、三回から救援して5回4安打2失点(自責1)で、八回に右翼守備に戻った。打線はクラークの辻田の前に散発3安打に封じられた。
■22年センバツ甲子園で好投したクラーク・辻田旭輝投手(亜細亜大2年)の弟・丞投手(2年)
「率直に嬉しい。七回に味方がレフトフライをエラーした時に、ちょっと疲れがきましたが、最終回は疲れがなくなり、腕がよく振れました。夏からチェンジアップのおかげで長いイニングを投げられていたので、すごく自信があります。次も平常心で相手に向かっていきたい」
■クラークの佐々木啓司監督(68)
「去年もここで、痛い思いしてるから。汚名返上、大したもんだわ。投手としては、まだ兄貴の方がいいでしょ。けど打つね、しつこいぐらいに打つね。総合力で、今の丞の方が上かな。球種があるから、絞りづらいと思うわ」