札幌DFパクミンギュが韓国代表から帰還 鍛錬積んだ仲間たちと名古屋から勝ち点3奪う
■10月17日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は19日のアウェー名古屋戦(豊田ス)に向けて、11対11などで調整した。前節のアウェーG大阪戦(1●2)終了後からW杯アジア予選を戦う韓国代表に帯同していたDFパクミンギュ(29)が、この日から札幌の全体練習に再合流。久しぶりの代表チームでの活動経験や、惜しくも代表デビューを果たせなかった悔しさを糧にして、札幌の地でさらなる活躍を目指す。
タイトな日程も「コンディション問題なし」
札幌の左サイドの守備をつかさどる、頼れる背番号3が、約2週間ぶりに宮の沢のピッチに戻ってきた。15日にホーム韓国で行われたイラク戦を終え、パクミンギュは前日16日午後に札幌へと帰還。2日後には敵地での名古屋戦を戦わなければならないタイトなスケジュールだが、「コンディションは問題ない。他の代表選手も同じようなスケジュールで当たり前にやっている」と、強行軍をはねのけて、札幌の勝利のために粉骨砕身する構えだ。
代表活動でつかんだものは
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韓国代表では、試合前日の紅白戦で主力組の一員としてプレーするなど、待望の代表デビューが目前のところまで迫ったが、あと一歩及ばず2試合連続でベンチメンバー外に。今回の招集でも代表キャップの獲得とはならなかったが、「質の高い選手、コーチングスタッフと10日間ぐらい一緒に過ごせて、練習も間近で見ることができて、いい経験になった」と、約2年ぶりとなった代表活動の日々を前向きにとらえる。貴重な経験を札幌でのプレーに還元し、再び代表から声がかかるぐらいの活躍ぶりを見せていきたいところだ。
逆転残留へ「可能性ある」
パクミンギュが代表活動にいそしんでいた間、チームは名古屋戦での勝利、そして勝ち点差9をひっくり返しての逆転残留に向けて、順調にトレーニングを消化してきた。「2週間離れていたけど、きょう練習に参加してみて、残っていた選手たちが一生懸命練習してきたな、と感じられた。負けられない試合が続くけど、5連勝すれば残留できる可能性もある。それを目指してやっていきたい」。今夏の加入以降、強い存在感を見せ続けている左サイドのスペシャリストが合流した。パワーアップした札幌の力を名古屋にぶつけて、勝ち点3をつかみ取る。