高校野球
北星大付が25年ぶり秋1勝 沼山監督にバースデー勝利プレゼント【秋季全道大会】
■秋季全道高校野球大会第2日(10月17日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)
▽2回戦 札幌創成2-8北星大付
2年連続出場の北星大付が、序盤のリードを守り切り、初出場した1999年以来25年ぶりの勝利で秋は初の8強入りを果たした。1-0で迎えた二回に2番・青田真樹右翼手(2年)、3番・畑未来翔(みくと)遊撃手(2年)の連続2点適時打など上位打線が爆発。この日に42歳の誕生日を迎えた沼山健吾監督に勝利をプレゼントした。20日の準々決勝では、3季通じて初の4強入りを懸けて北照と札幌日大高の勝者と対戦する。
よくぞこの日を引いてくれた
父母会からプレゼントされた名前入りのステンレスボトルをバッグに忍ばせ、沼山監督が初めてのバースデー勝利を挙げた。2009年に監督就任後、夏の南北海道大会では18年に1勝を挙げているが、秋の全道は初勝利。「しばらく勝ってなかったので、このひとつをまず勝とう、と選手と約束した。キャプテンがよくこの日を引いてくれた。いいやつらなんで、監督の誕生日とか絶対きょう思っているはず。思ってなかったら、がっかり(笑)」と笑顔が弾けた。
1年秋から出場する畑 二回に2点三塁打
打線は夏までのチームでも出場していた、経験豊富なメンバーが残る。なかでも1年秋から出場する畑は、夏の札幌支部予選から6試合連続安打をマーク。「きょうは監督さんの誕生日ですし、みんなで勝ってプレゼントしようと思って臨みました。二回は、打撃があまり得意じゃない青田が打ってくれたので、自分も1本、気楽に行こうと思った」。キレイに逆方向へはじき返し、左中間を破る間に一気に三塁へ到達した。