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2024/10/21 12:30 NEW

《こぼれ球》第3回赤黒ドリームマッチ 道スポオリジナル選手名鑑【中編】

 

 道スポ担当記者の独断と偏見により作成した、11月3日ホームC大阪戦(プレド)の前座試合「第3回赤黒ドリームマッチ~CONSAOLDSの不屈~」出場選手名鑑。今回は中編として7選手を紹介する。

※出場選手の記載順は公式リリースに準ずる。氏名横の()内は、左から11月3日時点の年齢、札幌での在籍最終年度の登録ポジション、札幌での在籍期間(2種登録や特別指定選手登録の期間除く)、札幌でのJリーグ通算出場数、札幌でのJリーグ通算得点数

・横野純貴(35、FW、2008~13年、39試合7得点)
【現役時代】08年に札幌U-18からトップチームに昇格。当初は出場機会に恵まれなかったものの、4年目の11年にプロ初ゴールを含む4得点をマーク。金沢での武者修行を経て復帰した13年には、前年に現役を引退したFW中山雅史の背番号9を受け継いだ。同期には現在も札幌で活躍を続けるMF宮澤裕樹がいる。
【メモ】昨年限りで現役を引退し、現在は札幌の運営会社で社員として活躍中。11年7月9日札幌厚別での愛媛戦で勝ち越しゴールを決め、札幌ゴール裏の前までダッシュで駆け寄ってきたシーンに大きな興奮を覚えたのは、決して私だけではないはずだ(断言)。

・三上陽輔(32、FW、2011~13年、47試合9得点)
【現役時代】まだ札幌U-18所属だった10年5月30日のホーム富山戦でトップチームの先発に抜擢。当時のクラブ最年少記録となる18歳25日でのリーグ戦初出場初スタメンという華々しいデビューを飾り、同戦の勝利に貢献。札幌通算では9得点にとどまったものの、ゴールを決めた試合は5勝2分と無敗を誇った。
【メモ】後述の前田俊介とはピッチ内外で仲が良く、試合でも度々好連係を見せていた。久しぶりとなる共演で、息の合ったコンビネーションに期待したい。

・榊翔太(31、FW、2012~15年、33試合2得点)
【現役時代】高円宮杯プレミアリーグEASTの初代王者に輝くなど、黄金期を迎えていた札幌U-18が誇る生粋のストライカー。11年の天皇杯水戸戦ではトップチーム初出場ながらいきなりゴールを挙げた。12年に同期のMF荒野拓馬らと5人同時にトップ昇格を果たすと、同年4月4日のナビスコ杯(現・ルヴァン杯)アウェー横浜M戦で決勝点をマークし、チームをシーズン初勝利に導いた。翌年以降はゴールに恵まれなかったが、札幌の苦しい時期に輝きを放ったプレーヤーだった。
【メモ】12年まで札幌に在籍していた中山雅史が、引退会見でサッカー人生で印象に残っているシーンを問われた際に、直近の練習での榊のゴールだと口にしたことで、一躍全国から注目を集めた。現役当時はゴールパフォーマンスとしてバック転を披露していたが、今回は果たして!?

・上原慎也(37、DF、2009~17年、176試合19得点)
【現役時代】沖縄が生んだ劇的ゴールメーカー。FWとして加入した09年は全て途中出場ながら25試合で3得点をマークし、試合終盤の切り札として頭角を現す。その後はサイドバックに挑戦するなど、186センチの長身と驚異的な跳躍力から繰り出す高い打点のヘディングとスピードを武器に、9年間にわたり札幌を支え続けた。
【メモ】22年シーズンをもって生まれ故郷のチーム・琉球でプロキャリアを終え、現在は琉球のクラブコミュニケーターとして活躍。アマチュア選手として地元のFCセリオーレでプレーを続けており、今年1月の札幌との練習試合では、古巣のゴールに強烈なミドルシュートをたたき込んだ。※詳しくは「元赤黒戦士の現在地・上原慎也編」をチェック! 前編 中編 後編

・小野伸二(45、MF、2014~19年および21~23年、68試合2得点)
【現役時代】説明不要の日本が生んだ〝天才〟。一度目の札幌加入となった14年夏には、さっぽろテレビ塔下で入団会見が行われるなど、サポーターだけではなく多くの道民からの注目を集めた。引退試合となった昨年12月のホーム浦和戦には3万人を超える観客が来場。札幌での最初の日から最後の瞬間まで、正真正銘のスーパースターだった。
【メモ】小野の自宅で行われている小野伸二杯マージャン大会には、マージャンのプロリーグ「Mリーグ」の選手や、スタジアムMCとしてもおなじみのプロ雀士・木下遥も参加するなど、マージャンファンから高い注目を集めている。

・内村圭宏(40、FW、2010~18年、236試合59得点)
【現役時代】札幌のリーグ戦(JFL含む)通算得点ランキングで堂々の3位に入るなど、2010年代の札幌をけん引した名ストライカー。11年のシーズン最終戦となったホームFC東京戦の2ゴールや、激しい昇格争いを繰り広げていた16年のアウェー千葉戦での後半アディショナルタイム劇的決勝弾など、2度のJ1昇格に大きく貢献した、札幌のレジェンドの1人と呼ぶべき選手だ。
【メモ】現在は札幌のクラブパートナーでもある「コラボスタイル」社でITエンジニアとして活躍中。昨年の赤黒ドリームマッチではハットトリックを達成。今年も現役時代さながらの活躍が期待される。

・前田俊介(38、FW、2012~15年、89試合9得点)
【現役時代】華麗なドリブルや巧みなテクニックなどで広島ユースが生んだ天才として名をはせるも、プロ入り後はなかなか結果を出せずにいたが、11年にJ2大分で30試合8得点の成績を挙げると、翌12年にJ1へ昇格した札幌に加入。2年目の13年はキャリアハイの36試合(4得点)に出場し、内村らと共に若返ったチームの攻撃陣をけん引した。
【メモ】合言葉は「前俊を諦めない」。広島時代に指導したペトロヴィッチ監督(現・札幌)が前田に説いたと言われているメッセージは、(一部の層で)あまりにも有名である。

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