【一問一答】松本剛 CSファイナルSは3連敗で終戦 チームをけん引してきた男の思い
■2024 パーソル クライマックスシリーズ パ ファイナルS第3戦 日本ハム2ー3ソフトバンク(10月18日、みずほペイペイドーム)
日本ハムの松本剛外野手(31)が「7番・中堅」で先発出場。四回にきっちり送りバントを決めたが、3打数無安打と快音を響かせることはできなかった。チームもCS(クライマックスシリーズ)ファイナルステージでソフトバンクに3連敗を喫し、日本一を目指した戦いが道半ばで終わった。リーダーシップを発揮しながら、ここまで若いチームを引っ張ってきた背番号7の試合後の一問一答は以下の通り。
―きょうの試合を振り返って
「そうですね。チャンスをつくっていましたけど、なかなかそこで一本が出なくて、逆にホークスさんは少ないチャンスをしっかりものにして、そこの差が出たかなと思います」
―今はいろんな思いがあると思う
「悔しいです、本当に」
―試合後、ほかの選手に声はかけたか
「いや、特にかけてはいないです。もう終わってしまったので。まだまだ若いチームですし、成長しているのは事実だと思います。ホークスさんの背中っていうのは、今年見ての通り、13.5ゲーム差がついて、すごく遠いところにあると思いますけど、少しでも追い付いて追い越せるようにやっていきたいと思います」
―勝ちたかった思いが伝わってくる
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「本当に北海道のファンの皆さんもすごく盛り上がってくれて。エスコン含め、きょうもたくさんの方が福岡まで足を運んでくれて、応援してくださっていたので、なんとか期待に応えたいという思いで戦っていたんですけど。悔しいですね、本当に」
―ファンの声援を感じるCSだったと思う
「初めてのエスコン開催のクライマックス(シリーズ)を迎えることができて、あの歓声の中でプレーできたっていうことは、僕の野球人生にとってもすごく大きなものでしたし、シーズンとは違う緊張感もあり、愉しさもあり、すごくいい経験を僕自身できたと思う。チームとしてもすごくいい経験になったクライマックスだったと思うので、これを無駄にしないように。2位っていう成績でしたけど、ファンの皆さまの声援がすごく力になったので、来季こそは優勝を目指してやっていきたいです」
―チームの成長はどう感じている
「連続最下位というところから、今年はなんとしても勝ちにこだわってやっていくと、ボスもキャンプからずっと言っていて。本当、それがシーズン中、苦しい戦いもありましたけど、みんなの力で乗り越えて、ここまで来られたっていうのは自信にしていい部分だと思います。個々の成長がすごくあったシーズンだなと。僕自身は悔しいシーズンになりましたけど、客観的に見て、成長した選手がたくさんいるなと思うので、僕も負けじと、その人たちに負けないようにまたやっていかないといけないと思いましたし、すごくいいシーズンだったと思います」
―新庄監督は何を変えてくれたか
「本当に、こんな野球があるんだっていうのも、1年目から勉強になることがたくさんありました。その1年2年って積み重ねることによって、今年の3年目っていう成果。成果と言っていいか分からないですけど、2位というところまで来られた。優勝を目指してたので、悔しい気持ちは多いですけど、新庄さんのつくったチームでここまで戦ってこられたので、来季どうなるか分からないですけど、もっともっと良くなるチームだというふうに思ってます」