コンサドーレ
2024/10/19 20:20

札幌が名古屋に2-0快勝 MF駒井善成の〝ダブルメモリアル弾〟で残留戦線踏みとどまる

前半、ドリブルで敵陣深くまで攻め込むMF駒井=撮影・小松巧

■J1第34節 名古屋0―2札幌(10月19日、愛知・豊田スタジアム)

 北海道コンサドーレ札幌は、前半38分に生まれたMF駒井善成(32)の〝ダブルメモリアル弾〟が決勝点となり、名古屋に快勝。敵地で貴重な勝ち点3をゲットした。厳しい状況は続くものの、この日の勝利を奇跡の逆転残留への追い風にしたいところだ。

キャプテンマークで先発「ほっとした」

 豊田スタジアムでの今季最終戦、そして試合後には7年間にわたり名古屋のゴールマウスを守り抜いてきたオーストラリア代表GKランゲラック(36)の退団セレモニーが行われることもあり、3万3000人を超える名古屋サポーターが駆けつけた一戦。だが90分間の戦いを終え、勝利の凱歌を揚げたのは、J1残留に向けて負けられない戦いを繰り広げている札幌だった。この日キャプテンマークを巻いて先発出場した駒井は「調子が良いタフな相手に、クリーンシートで勝ち切れたのは、すごく自信にもつながるし、率直にほっとした」と、安堵の表情を浮かべて勝利の味をかみしめた。

試合終了の笛が鳴り、勝利をたたえ合うMF荒野(左)とMF駒井

 

 試合開始当初は名古屋がボールを保持する展開が続いたが、「今日はゾーン気味で守ると決めていたので、相手にボールを持たれるのはある程度想定どおり」と語るように、普段のマンツーマンを捨て、割り切った戦いを展開。「何回かクロスから際どいシーンはあったけど、そんなに決定機をつくられたわけではなかった。その中で粘り強く戦って、1点取れたのはプラン通り」と前半45分間を振り返る。

先制点決めたけど「あれは彼の点」

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