高校野球
【プレーバック】秋季全道高校野球準々決勝 釧路江南0ー1北海(10月20日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)
投手戦を制し北海が準決勝進出
秋連覇を狙う北海が釧路江南との投手戦を制し、1-0で4強入りした。 一回に先制し、3投手の継投で虎の子1点を守り切った。
まずは先頭打者の桜井悠也二塁手(2年)が左前打で出塁。続く二ゴロで二進し、相手バッテリーミスの間に三塁まで到達。3番・長南凛汰郎捕手(1年)の右前打で生還した。長南は六回にも安打を放っており、この日2安打1打点。北海のチーム5安打のうち、1イニングで複数安打が出たのは一回のみだった。
一方の釧路江南も、チャンスらしいチャンスは一回だけだった。2死後、3番・川村悠斗一塁手(2年)が左前打。その後2者連続四球で2死満塁の好機が訪れたが、後続を断たれて無得点だった。先発した佐藤勝輝投手(2年)は8回5安打1失点と好投し、5番打者としても1安打1四球で2度出塁したが、得点することはできなかった。
北海は背番号11の松田収司投手(2年)が先発して4回投げ、五回から救援した背番号10の浅水結翔投手(2年)も4回、最終九回に1年生エースの小野悠真投手がマウンドに上がり、無失点リレーをきっちり締めくくった。
■北海の長南凛汰郎捕手(2年)が一回1死三塁で、一度はスクイズ失敗も、次の球を右前に先制の適時打
「前の試合とか、2年生にいっぱい迷惑かけて、この試合でもミスってしまいましたが、ミスしても自分が勝たせる、って気持ちを持って、次の球を狙っていきました」
■一回の1点を3投手の継投で守り切った北海の平川敦監督(53)
「相手投手が良かったし、そう点数は取れないと思っていたので、しっかりピッチャーが投げて守ってくれた。(2番手の浅水が)今日は良かったですね。真っすぐの質、変化球のキレともに良かった。うちは1試合少ないので、2日間きちっと調整して準決勝に臨みたい」