2024自己採点~宮西尚生の場合~ 不可欠なベテラン左腕 あらためて示した存在感
「大航海」のスローガンを掲げ、船出したファイターズは、パ・リーグ2位の好成績を収めた。6年ぶりに進出したクライマックス・シリーズ(CS)では、激闘のファーストステージを乗り越え、ファイナルへ進出。選手たちの成長、奮闘が光った。道新スポーツデジタルでは「2024自己採点~の場合」を不定期連載する。躍進を支えたプレーヤーは今シーズンをどう振り返るのか―。取材班が「採点とその理由」「俺が選ぶチームMVP」などのテーマに沿って聞いた。
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「う~~~~ん。自己採点ね…。70(点)くらいでいいんじゃない。自分の立場、使われ方をここ数年のことを考えると、1回のチャンスしかないよなと思ったし。開幕してすぐリリーフ陣が飛ばしていたから、へばったタイミングでチームを救うっていう気持ちで鎌ケ谷で調整してきたわけやし。そういう意味では中継ぎがへばるタイミングで状態が一番、良かったので、チームにマッチできる成績が残せたと思う。個人的にも(金子2軍投手コーチの助言で改良した)チェンジアップ。最後は(CSファイナル第2戦でソフトバンク・山川に)チェンジアップを打たれたけど、それで今年の成績なわけやし。そういう意味では70くらいやれるかなと思うけど。でも、1軍で1年間、投げるのがすべてやし。もう一つは日本一になれんかった。そういう意味では70くらいじゃない」
「う~~~~ん。どうだろうね。いつやったっけな? あれじゃない? (9月28日のソフトバンク戦)2位確定した時やったっけ? ここ(エスコン)で勝っていて、勝ち越されて、最後の九回、水野が打って追い付いた試合あったでしょ。あの試合はホンマにチームが成長したなって感じた。今年のチームの象徴やなって、七、八、九回で追い付いて追い越して。底力というか、あれはホンマに、このチーム、成長したなって感じた試合。俺は登板してない。ブルペンで見てて思った。ホンマに強いな。この順位にいるだけあるって。今年を象徴する試合やったなって、すごい思ったよね。自分が投げた試合はあまり興味ないからね(笑)」
「オフのテーマは休む! うん。休む。11月の頭くらいまではゆっくりするよ。2、3週間ゆっくりする。オフは十何年間、同じこと繰り返しているから。いつも通り、走れる体をつくる。変わらん。これはプロ野球生活やっている限り変わらん。常に変わらん」
「プライベート? これ言っていいか分からん。特になしで(笑)」
「チームのMVP? みんなでしょ。1人なんて選ばれへん。みんな頑張っていたよ。野手もそうだし、ピッチャー陣も、ブルペンだってそうやし。決められへん!」