ファイターズ
2024/10/22 15:55

トレード加入の3選手と来季契約結ばず それぞれの思いは― 右肘手術の安西には育成契約を打診したもよう

来季の契約を結ばないことを通達され、チームメートと挨拶を交わす江越(左)と福田光(右)=撮影・中田愛沙美

江越、福田光が取材対応

 日本ハムは22日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で黒木優太投手(30)、安西叶翔投手(19)、福田光輝内野手(26)、江越大賀外野手(31)の4選手に来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。今年6月に右肘の手術を受けた高卒2年目の安西には、育成契約を打診したもようだ。

江越「そのつもりではいた」

 江越は22年オフにトレードで阪神から加入。移籍1年目の昨季は、骨折しながらプレーを続け、キャリアハイの100試合に出場した。

 今季は開幕1軍入りを果たしたが、2軍暮らしが続き、出場19試合、無安打に終わっていた。「5月、6月からずっとファームだったので、そのつもりではいた。もちろん1軍を目指してやるのはありましたけど、そうかなと思いながらやっていたので、特に驚きはないです」と冷静に受け止めた。

10月3日のロッテ戦に出場した江越

 

新庄監督への感謝

 いつも気に掛けてくれていた新庄監督には「本当、感謝しかないです。声を掛けてもらってファイターズに来られて、すごく楽しい2年間でした」。昨季の古巣・阪神との交流戦では、恩返しの本塁打を放った。「自分の中でもすごく楽しかったですし、今年のCSの試合とかあんま出ていないですけど、歓声とかすごかったです」と振り返った。

 現役続行など今後については「まだ、全然決めていないです。ゆっくりというか、家族と相談しながら」と話すにとどめた。

黒木「人生を楽しんでいけたら」

7月3日のロッテ戦で登板した黒木

 

 今年30歳の黒木は、昨年11月に吉田輝星とのトレードでオリックスから加入。新天地ではけがにも苦しみ、1軍では2試合に投げて防御率4.50だった。「悔しいとか、寂しいという感情よりも、ファイターズではいろいろな人との出会いがあり、感謝してもしきれません。今後のことは決めていませんが、人生を楽しんでいけたらと思います」とコメントした。

福田光「実際、言われたらどうかなって思っていたけど…」

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい