高校野球
2024/10/23 16:05

【プレーバック】秋季全道高校野球準決勝 北海6-2駒大苫小牧(10月23日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)

試合終了後、校歌斉唱をする北海ナイン=撮影・小田岳史

北海が逆転勝ちで61年ぶり2連覇へ王手

 2連覇を狙う北海は、今春のセンバツ甲子園で登板した松田収司投手(2年)が3試合連続で先発。駒大苫小牧は2試合振りにエース左腕・寺田七将投手(2年)が先発した。

 先手を奪ったのは駒大苫小牧。一回、先頭の坂本唯斗二塁手(1年)が中前打で出塁すると、犠打と四球などで2死一、三塁。ここで5番・川口奨真一塁手(1年)の右前打で先制した。

 三回、北海もすかさず反撃した。四球と犠打で1死二塁とすると、1番・桜井悠也二塁手(2年)が右翼線へ適時打。さらに右翼手が後方へ逸らす間に、一気に三塁へ到達。後続の打者に暴投があり、ここで逆転に成功した。

 北海は二回途中から救援した左腕・浅水結翔投手(2年)が駒大苫小牧打線を七回まで無失点。駒大苫小牧の寺田投手も四回以降は北海打線に追加点を許さず、味方打線の援護を待った。

 終盤の八回、再び試合が大きく動いた。北海は先頭の浅水が左前打で出塁すると、犠打と連続四球で1死満塁。ここで3番・長南凛汰郎捕手(1年)が左中間へ走者一掃の適時三塁打を放つ。さらに4番・佐竹徠都中堅手(1年)の中犠飛でもう1点を追加。一挙4得点で5点差に引き離した。

 駒大苫小牧はその裏、2死一塁から途中出場の春日十輝右翼手(1年)が右翼への適時三塁打を放って1点を返したが、反撃はここまで。北海は2年連続の決勝進出で、61年ぶりの2連覇へ王手をかけた。

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