清宮幸太郎 ロッカーの〝お隣さん〟レイエスの契約延長に「うれしいっすね」
秋季練習(10月23日、千葉・鎌ケ谷スタジアム)
来季に向けて鎌ケ谷で再出発
日本ハムの清宮幸太郎内野手(25)が23日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で行われている秋季練習に参加した。
悲願のリーグ優勝、そして日本一へ。今季、チームトップの25本塁打を放ったフランミル・レイエス外野手(29)と打線を引っ張ることを誓った。
CSファイナル第3戦で痛い失策
クライマックス・シリーズ(CS)ファイナル敗退から5日。第3戦で決勝点につながる失策を犯した清宮は、鎌ケ谷で精力的に汗を流していた。「その日は落ち込ましたけど、もうさすがに」。持ち前の人懐っこい笑顔をのぞかせた。
ネセサリー・ロス 悔しさをバネに
大事にしている言葉がある。『ネセサリー・ロス』。元ラグビー選手の父・克幸さん(57)から教わった。必要な負けがある、負けからしか学べないことがあるという意味の格言だ。「来年、頑張れよみたいな。来年のためというふうに思うしかないなって感じです」
出遅れをカバーする夏場の活躍
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プロ7年目の今季は左足首の捻挫で開幕1軍入りを逃がしたが、夏場に調子を上げた。規定打席には届かなかったものの、打率3割、15本塁打をマーク。チームを6年ぶりのCS進出に導いた。
このオフは「シーズン中に取り組んでいたことを継続できれば良いです」。この日は全体練習後、室内で打ち込みを敢行。昨オフは米国のトレーニング施設「ドライブライン」を訪問したが、「行くつもりはないです」と明かした。
頼れる助っ人の残留が正式決定
21日には、来日1年目でチームの精神的支柱だったレイエスの来季残留が発表された。
「うれしいっすね。やっぱ」とニッコリ。「みんなの心の支えになっていましたし、レイエスのおかげで何試合も勝てた。なくてはならない存在かなと思います」
バッティング談義も 「しょっちゅう会話していました」
本拠地・エスコンフィールド北海道のロッカーが隣同士。英語でよく会話をする仲だという。
「分かりやすく話してくれるので、しょっちゅう会話していました。本当に仲良くさせてもらっていたなって感じです。バッティングの話とか、配球とかも考えているので」
来季は開幕から打線をけん引だ!
シーズン中には、レイエス主催の食事会〝モーレ会〟が数回行われ、清宮も参加。おいしいお肉をたらふく食べさせてもらい、「また、来年もやってほしいです」と熱望した。
ともに春先は2軍降格を経験しただけに「来年は序盤から2人でもっと引っ張っていきたいです」。仲良し大砲コンビが、打線の核となる。