抜群のトークスキルを持つ男は、文才も兼ね備えていた。つい先日、郡司が自身のインスタグラムを更新。シーズン中〝ブルペンカメラ破壊弾〟を放ったことから、画家・ピカソの名言を用いて、ファンへ感謝の思いをつづっていた。

　知性を感じさせる、小説のような文章。秋季練習中の鎌ケ谷で、創作活動の一部を明かしてくれた。「何か面白いこと書きたいなと思って。破壊から連想していって、破壊の対義語ってなんだろう…。破壊と創造みたいな名言あったな。調べてみたらピカソなんだとなりました」

　郡司といえば、お立ち台で披露した巧みな話術が持ち味だが、「文章の方が好きかもしれないです。考える時間、長いじゃないですか。しゃべりはパッと出さないといけないけど、文章は考えられる」と熱弁。「っていうのを記者の方に話すのはどうかと思いますけど。文章を書くのが仕事の人に」と自らツッコミを入れつつ、語ってくれた。

　恥ずかしながら、新聞社に入社して十何年になる記者より、はるかに文才があるような…。「全然、書きますよ」ということなので、連載コラムの実現を期待しています。