札幌MF浅野雄也が待望の完全合流「後半戦でも自分たちらしいサッカーを」C大阪の後輩には先制口撃
■10月24日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
昨季チーム得点王が復活
19日のアウェー名古屋戦(2〇0)後、4日間のオフを設けた北海道コンサドーレ札幌はトレーニングを再開して攻撃の連係などを確かめた。11月3日のホームC大阪戦(プレド)に向け、待ち望まれていた昨季のチーム得点王・MF浅野雄也(27)が約2カ月ぶりに完全合流。負けられないリーグ最終盤での戦列復帰を目指していく。また、左ハムストリングの肉離れで離脱していたMF田中克幸(22)が全体練習に部分合流し、韓国・ヨンドク高3年のGKキム・ジヒ(18)が練習生として参加。1週間程度、トップチームの練習に参加する。
次節で降格決定する可能性は消滅
前日23日に行われたJ1リーグ3試合では、ルヴァン杯決勝戦進出に伴い他チームより先に第35節を戦った新潟が東京Vに敗れ、勝ち点を40から伸ばせなかったため、札幌の次節での降格決定の可能性は消滅。さらに最終節での直接対決を控えている残留圏の17位・柏が順延となっていた浦和戦で敗れて勝ち点差は7のままと、札幌にとっては好都合と言える結果となった。
良い流れをさらに勢いづける
勝利した名古屋戦でDF髙尾瑠(27)を含む4選手が戦列復帰して良い流れが来ている札幌に、さらに勢いづける存在となりうる浅野がいよいよ全体練習に合流した。久しぶりにチームメートと共に汗を流し、練習後は「気持ちいいっすね」と爽やかな笑顔を見せた。
8月16日の鳥栖戦アップ時に再発
5月15日のホーム磐田戦(1〇0)では決勝点を挙げたものの、終了間際に左ハムストリングの肉離れを発症。そこから約2カ月で復帰し、8月7日のアウェー横浜M戦(2●3)では今季4得点目を挙げた。しかし、同16日のホーム鳥栖戦(5〇3)の試合前練習を行っていた際に同箇所を再発。「めっちゃ電気が走ったっていう感じで。アドレナリンも出ていたので、このまま行こうかとも考えたけど、冷静に考えて無理だなと思って(メンバーから)抜けて。アップの時だったので、まだ替えが効いたのが不幸中の幸いだった」と振り返った。