高校野球
2024/10/24 20:50

東海大札幌高が昨秋決勝のリベンジ 校名変更後初となる10年ぶり6度目V【秋季全道大会】

悲願の優勝を決め、雄叫びを上げながらマウンドに集まる東海大札幌高ナイン=撮影・中村祐子

■秋季全道高校野球最終日(10月24日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)
▽決勝 北海0-2東海大札幌高

来春の選抜甲子園出場ほぼ確実に

 昨秋準優勝の東海大札幌高が、秋の全道史上初の決勝同カードとなった北海とのリベンジマッチを制し、10年ぶり6度目の優勝と来春の選抜甲子園出場を確実にした。四回、主砲・太田勝馬(しょうま)一塁手(2年)の2ランで先制すると、先発の矢吹太寛投手(2年)とエース右腕・高橋英汰投手(2年)によるダブルエースの完封リレー。東海大四から東海大札幌に校名変更した2016年以降では初の優勝で、この秋に就任した遠藤愛義監督(40)は無敗のまま頂点に立った。東海大札幌高は11月20日開幕の明治神宮野球大会に出場する。

 また、準優勝の北海と札幌日大高は、来月3日から福島県で行われる「北海道・東北地区交流試合」で聖光学院、花巻東と対戦することが決まった。

先発の矢吹が九回に再びマウンドへ

 九回、左翼から再びマウンドに上がった矢吹が、最後の打球を捕球して自らの足で一塁を踏んだ。グラウンドやベンチからマウンド付近に一斉にけ寄る歓喜の輪の中には少し遅れて加わった。

最後の打者を打ち取って一塁ベースを踏んだ東海大札幌高の矢吹がナインの歓喜の輪の中へ向かう

 

自らの力で昨秋の悪夢を払拭

 昨秋の決勝では、タイブレークの延長十回無死一、二塁で犠打を一塁へ悪送球してから悪夢の4失点。「去年、この決勝で自分で負けたので、やっぱ自分でこの試合に勝って、絶対北海道ナンバーワンになるんだっていう気持ちで投げました」と、最後はウイニングショットのスライダーで締めくくった。

北海には決勝3度目の正直で雪辱果たす 太田勝馬は公式戦初弾

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