■プロ野球ドラフト会議（１０月２４日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミール）

　プロ野球ドラフト会議が２４日に都内で行われ、道内関係では支配下４選手、育成６選手が指名された。

投手優勢８人、外野手２人

　巨人４位に指名された北星大付高の石田充冴（じゅうざ）投手（１８）は、１９１センチの長身から繰り出す角度のある直球とフォークが武器。最後の夏は札幌支部代表決定戦で敗退し、一時は大学進学に心が傾いたが、考え直してプロ志望届を提出した。

　ＤｅＮＡ４位指名の独立リーグ・高知ファイティングドッグスの若松尚輝投手（２４、札幌第一高―札幌学院大）は、２０歳を過ぎてから投手に転向した異色の遅咲き右腕。昨年９月に右肘のクリーニング手術を受けたが、今季前半戦途中から戦線復帰し、自己最速１５２キロに迫る１５１キロをマークした。

　中日５位指名の北照高の左腕・高橋幸佑投手（１７）は、４月に奈良で行われた「侍ジャパン」Ｕ－１８代表候補選手強化合宿に、北海道からただ１人選出され、自己最速を更新する１４６キロを出した。

　オリックス６位で指名されたＮＴＴ東日本の片山楽生投手（２２）は白樺高時代に、プロ志望届を提出するも指名漏れ。社会人野球の強豪・ＮＴＴ東日本入りし、２０２２年の日本選手権で自己最速１５１キロをたたき出した。

　日本ハムの育成２位に、帯広農高の左腕・渋谷純希投手（１８）、ロッテの育成２位に、札幌から帝京長岡高に進んだ茨木佑太投手（１８）、阪神の育成３位に、ＮＰＢ２軍リーグ・くふうハヤテの早川太貴投手（２４、大麻高ー小樽商大―ウイン北広島）が指名された。西武は育成に道内関係選手を３人指名。育成４位に星槎道都大の左腕・佐藤爽投手（２１、札幌山の手高）、育成５位に札幌出身で京都国際高の沢田遥斗外野手（１８）、育成７位に旭川志峯高のナイジェリア出身の父を持つ主砲・ウメビンユオオケム明外野手（１８）が指名された。