新庄監督が続投表明! 「今年がまぐれじゃなかった、というところを証明したい」 ドラフトでは柴田のくじゲット
■プロ野球ドラフト会議(10月24日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミール)
待ってました! 1巡目指名後に宣言
日本ハムの新庄剛志監督(52)が24日、都内で行われたプロ野球ドラフト会議に出席し、来季、続投する意思を表明した。
1巡目指名を終えた後、報道陣の取材に応じ「今年がまぐれじゃなかった、というところを証明したい。この選手たちがまた、今年のようなポジションで戦えるかというのも、めちゃくちゃ楽しみ」と来季の指揮へ意欲を示した。
球団幹部の言葉に背を押され決意
就任当初から、短期で結果を残すことにこだわってきた新庄監督は、来季の去就について熟考した。続投の決め手は球団幹部との対話だった。
「一番のポイントは、監督1年目から『新庄監督の言うことは絶対です』という吉村さん(チーム統括本部長)の言葉から始まって。『来年やりますよ。楽しい野球をさらにしていきましょう』という言葉をもらった時に、もう吉村さんの言うことは絶対、というふうに(受け止めて)決めました」と明かした。
ソフトバンクとの一騎打ち制した
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ドラフト会議では1位入札で5球団が競合した宗山(明大)のくじが外れ、次に入札した柴田(福岡大大濠高)も2球団(日本ハムとソフトバンク)が競合。最初にくじを引いた小村球団社長とバトンタッチする形で、新庄監督がくじ引き役に名乗りを上げた。
右手で当たりくじを引き当てると「よっしゃー!」と雄たけびを上げて会場を沸かせた。
目に焼き付いていた勇姿 「この子、欲しい」
交渉権を獲得した柴田とは縁を感じていた。
「僕の母校の西日本短大付属高校が、甲子園(を懸けた今夏の県大会)決勝で柴田くんの(福岡大)大濠高校と当たったんですよ。この子、欲しいと思ったんですよね、テレビを見ながら。ドラフトにもしかかったら、僕がくじを引くぞと決めていたんですよ」と告白。もう一つ、燃える要素があり「そして相手がほら、クライマックスで負けた小久保ホークス。この借りをなんとか返そうと。そうしたら勝った」と満足げに笑った。
大谷を彷彿とさせるバット軌道
二刀流の資質を秘めた柴田への期待は大きい。新庄監督は「将来性がめちゃくちゃあるんですよ。バットの軌道が大谷選手にそっくり」と評価した上で「自分がやりたい方向を決めさせて、そっちに向かうのが一番、成長の過程としては早いし、楽しいし、チームのためにもなる」と育成のイメージを膨らませた。
未来を担う有望な仲間を加え、新庄ファイターズは4年目に向かっていく。