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2024/10/24 20:25 NEW

《SHINJOの信条》柴田くんのくじは僕がいく、いかせてくださいと伝えたら、きょとーんとされました

■プロ野球ドラフト会議(10月24日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミール)

―柴田の交渉権獲得、おめでとうございます
「僕の母校の西日本短大付属高校が甲子園(を懸けた)決勝戦で当たったんですよ。相手が柴田くんの(福岡大)大濠高校で。この子、欲しいと思ったんですよね、テレビを見ながら。ドラフトかけられないかなと。もしかかった時に、僕がくじを引くぞと決めていたんですよ。そして相手がほら、クライマックス(シリーズのファイナル)で負けた小久保ホークス。この借りをなんとか返そうと、そうしたら勝った、みたいな(笑)」

―借りを返した
「返したね。(柴田は)将来性がめちゃくちゃあるんですよ。バットの軌道が大谷選手にそっくりなんですよ。左中間にも大きいのが打てる。これから柴田くんがどう決めるか、ハッキリしていませんけど、一緒に、とにかくやりたいという気持ちはものすごくありますね」

―二刀流の期待もある
「そのへんに関してはまだ、決めていなくて。僕、見る目があるので(笑)。見てどっちがいいかなというのは、相談しながら決めていけたら。やっぱりね、自分がやりたい方向を決めさせて、そっちに向かうのが一番、成長の過程としては早いし、楽しいし、チームのためにもなる。楽しみですね」

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―右手で引き当てた
「本当に。監督続投をさせてくれた。劇的なドラフト会議になった。結構、ここは重要ポイントだったかな、というところもありますね」

―来年については
「今年がまぐれじゃなかった、というところを証明したいというところと、この選手たちがまた、今年のようなポジションで戦えるか、というのも、めちゃくちゃ楽しみ。一番のポイントは、監督1年目から『新庄監督の言うことは絶対です』という吉村さん(チーム統括本部長)の言葉から始まって。『来年やりますよ。楽しい野球をさらにしていきましょう』という言葉をもらった時に、もう吉村さんの言うことは絶対、というふうに(受け止めて)決めました」

―どの段階で決断したのか
「タイミングはまあ、言わなくていいじゃないですか。年月を重ねて、そういうふうになっていった」

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―宗山のくじ引きは、小村球団社長が担当
「くも膜下出血になって左手が動かない状態に追い込まれて、今は(回復して)しっかり動くようになった。その左手に、懸けてみて。『社長、お願いします。ちょっとその左手を貸してください』ということで、小村社長にいってもらいました。(負担が大きいため)引いて倒れられても…と、ちょっと心配はしていたので(2度目は)俺がいこうと思って。この外れ1位という言葉、やめてほしいんですよね。当たり1位なんですよ。柴田くんのくじは僕がいく、いかせてくださいと伝えたら、きょとーんとされましたけどね。あんた、いかないって言うてたやんと。いや、いくいくって。で、引けた(笑)」

―昨年、くじは嫌いと言っていたが
「そう。でも柴田くんの時はいきたかったです。柴田くんと聞いて2秒後ですね。いくと。それまでは社長(の予定)でしたから」

―どの封筒を引くとか、決めていたか
「決めていない。きょうのポイントは、1回目に引いた方が右から2番目、次が右だったんですよ。右に運があるかなと。普通なら逆にいくパティーン(パターン)ですけど、きょうはそのままいかせてもらいました。柴田くんだったので」

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―小久保監督が開いてから、待って開けたような感じだった
「きょうはちょっと開きづらかったかな。ホントホント。中身が二重三重になっていて」

―小久保監督の動きは見えていたか
「いやいや。声は聞こえました。『ぬわぁぁー』って」

―それでは、確信を持って開けた
「確信して。まあ、見るまで分からないからね。よっしゃーって。うれしかったですね」

―喜びの声が会場に響き渡った
「そりゃあ、うれしいですよ。この日に、同じ福岡出身で。一緒に野球がやれるというところはもう、すごくうれしい。早くプレーを見て、どこにピースをはめればいいか、という楽しさも増えましたね」

―二刀流の可能性は。矢沢は1年目から両方、取り組んでいる
「そうですね。矢沢くんに関してもこれから、栗山さんや球団といろいろ話し合いをしながら。どっちがいいか、はっきりさせるのも、監督の役目。まだ本人には聞いていないんですけど、答えを出してあげないといけないかなと思います」

―柴田の場合は
「ちょっと分からんね。見てみないと分からない。脚力もそうだし。24時間、柴田くんの映像をずっと見てないからね(笑)。キャンプに行ったら分かる」

―高校野球の映像を通して印象に残っていたのは
「スイング。レフトファウルフライ。高ーいファウルフライを打った。そのスイングで、あ、面白いなと。なんか、やってくれそうだなというのは感じました」

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