ドラフト2位の藤田琉生 198センチの大型左腕は夢も大きい「最終的に海外でも」
指名後に会見 憧れは大谷翔平!
伸びしろも、夢も規格外―。日本ハムからドラフト2位指名を受けた東海大相模高の藤田琉生投手(17)が記者会見を行い、将来的にメジャー志向があることを明かした。
日本ハム経由で渡米したドジャースの大谷翔平投手(30)に憧れを持つ大型左腕が、同じルートでメジャーリーグを目指していく。
不動心で待った指名
指名を受けても、表情を崩すことはなかった。21番目で名前が呼ばれるまで「すごく不安な、頭は真っ白な状態」だったというが「まずは動じないこと」と不動の心で、その時を待っていた。
プロ経験のある恩師も絶賛
198センチ、96キロという規格外のボディーを持つ大型左腕。その長身から繰り出す最速150キロの直球は、プロでも大きな武器となる。
プロ経験もある東海大相模高の原俊介監督(47)も「198センチという特長のある藤田。その投げ下ろす角度というのはプロにいる選手の中でも、なかなか持っていない角度」と絶賛する。
実績十分も高校で果たせなかった優勝
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ベスト8に進出した夏の甲子園は3試合に先発した。21回⅓を投げ、防御率0.84をマーク。その後、侍ジャパン高校日本代表として台湾で行われたU-18アジア選手権に出場し、左のエース格として準優勝に貢献した。
プロで目指すはもちろん頂点
「絶対、東海大相模さんで優勝して日本一になるという思いでずっとやってきた。プロでも自分は1軍で投げたいと思いますし、勝った時こそ謙虚にっていう思いを強く持ってやりたいと思います」とプロ入り後へ思いをはせた。
底知れない可能性 「想像を超えるピッチャーに」
甲子園史上最長身の体格が示すように、伸びしろだらけだ。原監督は「プロの世界は厳しいですけれども、目標を見失わずにしっかりと毎日、取り組めば、きっと彼は皆さんの想像を超えるようなピッチャーになってもらえるんじゃないかな」と、そのポテンシャルは底知れない。
福島や柳川に続け! さらなる飛躍を期す17歳
日本ハムも、2021年ドラフトで育成指名した福島や柳川といった190センチ台の右腕を支配下登録するなど、長身投手を育ててきた。
藤田は「198センチという身長を生かしきれていないと思うので、もっと知識を増やして、自分なりに理解していきたい」と、さらなる成長を期した。
まさに前途洋々 いざ新たなステージへ
そして、その先に見据えるのは世界最高峰の舞台。「日本ハムファイターズから海外に渡った大谷選手が憧れの選手です」と目を輝かせた。
「最終的に海外でも活躍できるような選手になりたい」。偉大な背中を追うには、うってつけの球団でスタートラインに立った。これからもブレることなく、自分の道を突き進んでいく。