北星大付高・石田充冴投手が巨人から4位指名 192センチ右腕が先輩から学びエース目指す
149キロ右腕が安堵の表情
北星大付高の最速149キロ右腕・石田充冴(じゅうざ)投手(18)が、巨人からドラフト4位指名を受けた。直後の記者会見冒頭では、緊張した面持ちで「今は少し状況がのみ込めていないです」ととまどい気味。指名を受けた心境について問われると、「素直にうれしい気持ちです。自分を支えてくれた人たちに感謝の気持ちを伝えたい」と、安堵の表情を浮かべて答えた。
ともに歩んできた沼山監督に感謝
感謝を伝えたい相手として、ここまで育ててくれた両親と共に名前を挙げたのが、中学時代まで度重なる故障に悩まされていた石田の将来性を見出し、プロから指名を受けるまでの選手へと育て上げた、同校の沼山健吾監督(42)だ。「ピッチャーでプロを目指そうと声を掛けてくれた沼山監督がいなかったら、今こういうことになっていないと思う」と振り返るように、高校3年間を〝二人三脚〟で歩んできた結果、ついにプロの世界までたどり着いた。
巨人には旭川北稜リトルシニアの先輩が
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昨年巨人から育成6位で指名された千葉隆広投手(19、旭川明成高出身)は、旭川北稜リトルシニアの1年先輩。「先輩もいる格好良い球団」と語る今年のセ・リーグ王者には、菅野智之(35)や戸郷翔征(24)といった長身右腕の好投手が在籍しているだけに「恥を捨てて、聞けることは何でも聞いて、何でも吸収して、もう一度体をイチからつくりなおしたい。そうしてようやくプロの舞台で戦えるようになると思うので、まずは基礎的なところをイチからつくれたら」と、先輩エースたちから学びを得て、さらなる進化を目指す。
球界を代表するヤクルト村上と対戦したい
対戦したい打者には「球界を代表するバッター」としてヤクルトの村上宗隆(24)を挙げる。「自分が成長して、いずれ対戦できたらと思っています」。192センチの長身を誇る大型右腕が、球界の盟主が誇る大エースの座を目指し、プロの世界へと飛び込んでいく。