ドラフト3位の浅利太門 道産子主務・岸上マネジャーが語る人柄と〝推しポイント〟
道産子マネが明かす「たもん」の素顔!
明大の浅利太門投手(22)が日本ハムからドラフト3位で指名された。
道新スポーツデジタルでは、同大史上初の女性主務で札幌出身の岸上さくらさん(22)を直撃。チームメートから「たもん」の愛称で親しまれる最速154キロ右腕の〝推しポイント〟を聞いた。
最高の誕生日プレゼント 宗山は楽天1位
立命館慶祥高出身の岸上さんは、昨秋からマネジャーの責任者でもある主務として、名門野球部を陰ながら支えてきた。
くしくも、この日は22歳の誕生日。ともに戦ってきた宗山(楽天から1位指名)、浅利が指名を受け、「花を添えてもらいました。宗山は前段階から公表がありましたが、浅利はちょっとドキドキしていたこともあったので。無事、プロの世界で活躍できる、そんな2人を本当に尊敬というか、今は素直にうれしいです」と笑顔がはじけた。
芯が強く自分の世界観を持つ長身右腕
4年間ともに過ごした浅利は、口数が多い方ではないという。「口数は少ないんですけど、自分の考えとか芯がすごく強くて、私にはないものをたくさん持ってますし、本当に尊敬できるところばかりです。本当にピッチャーっぽい感じ。自分の世界観を持っている選手だと思います」
北海道遠征で見せた意外な一面を暴露!
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普段は物静かな右腕だが、試合中にベンチで人一倍、声を出し、4年春のリーグ戦では涙を見せたこともあった。今年8月にエスコンフィールド北海道で行われた東京六大学野球のオールスター戦では、意外な素顔をのぞかせた。
「日本ハムの方々から用意していただいた、ケータリングをすっごいおいしそうに食べていて。施設のすごさに、ワーってびっくりして、あんまり普段、リアクション大きくないのに、すごい大きかった記憶があります。テンション高い2日間でした。ジンギスカンもおいしそうに食べてて。普段、見られない笑顔を北海道では見せてました」
北の大地の魅力にどっぷり
この真相を浅利本人に尋ねると「バックヤードもすごくて。いい球場だなって。(ケータリングには)イクラとかあって、北海道だな~って。ビール園でジンギスカンを食べたんですけど、どっちが豚でどっちが牛で、ジンギスカンなのか分からなかったです」とニッコリ笑顔を見せた。
独特の臭みがあって苦手な人もいる羊肉も問題なし。「またエスコンで試合をしたいって思っていたので、今度は本拠地でうれしいです」と声を弾ませた。
きつね耳にノリノリ 「4年間で初めて見ました」
会見後に行われた記念撮影では「きつねダンス」でおなじみのきつね耳を手渡され「俺、気に入った」とノリノリ。「いつもはああいうキャラじゃないんですけど、きょうは胴上げされる前にも『これ気に入った』と楽しそうでした。彼はそんなに笑顔を見せるのタイプじゃないんですけど、呼ばれた瞬間から今の今までずっと明るくて楽しそうな浅利は、4年間で初めて見ました」。新たな一面を見せ、岸上マネジャーを驚かせていた。
趣味は筋トレ 私服のセンスも抜群
筋トレが趣味の浅利は、服のセンスもあるとか。「聴いている音楽が流行のJ-POPではなく、ヒップポップ系を聴いているイメージがあります。私服がオシャレですよ」。186センチの長身でスラっとした体型だけに、何を着ても似合いそうだ。
笑顔でエール 「けがなく今後の野球人生を楽しんで」
夢をかなえた右腕へ、岸上さんはこうエールを送る。「(宗山も含めた)2人が出る試合に参戦したいなって気持ち。けがなく今後の野球人生を楽しんでもらいたいですね」
受け止めた仲間の思い 誓ったエスコンでの活躍
熱い思いを受け、浅利も「感謝しています。仕事ができるヤツなので。チームメートもそうですけど、1軍に帯同してないとダメなので(エスコンに)呼べるようにしたいです」と誓っていた。