日本ハム スケール感たっぷりのロマン型指名 木田GM代行「いいドラフトだった」
8選手の交渉権を獲得 投手7人の内野手1人
日本ハムは支配下6人、育成2人を指名した。1位の柴田(福岡大大濠高)は投手だが、打者としても高く評価されている。全体としては投手7人、内野手1人の内訳となった。
納得の面々 木田GM代行「評価した選手ばかり」
5球団が競合した内野手の宗山(明大)は抽選で外したが、外れ1位で2球団が競合した柴田のくじを引き当てた。ドラフト会議終了後、取材対応した木田GM代行は「柴田くんの交渉権を獲得できたことがやっぱり、良かった」と安堵。2位で指名した198センチ左腕の藤田(東海大相模高)に続き、3位の浅利(明大)、4位の清水(前橋商高)とスケールの大きな投手が並び「今年のアマチュアの中で高い才能を持っていると評価した選手ばかりなので、いいドラフトだったと思います」と総評した。
未来を見据えた指名
他球団との駆け引きは激しかったが、ポジションのバランスよりも個の能力を優先して指名した。大渕スカウト部長は「体は小さいけれど即戦力、という選手も(リストに)並べていたんですけど、先に取られたり、縁がなかった。わざわざ大きい素材を選択しているわけではないです」と説明。結果的に、将来性豊かな顔ぶれが集まった。
■4位指名の清水大暉投手(前橋商高)
「参考にさせてもらっているのは伊藤大海投手。伊藤投手や日本ハムからメジャーに行った大谷選手だったり、ダルビッシュ投手のようなピッチャーになっていきたい」
■5位指名の山縣秀内野手(早大)
「小さい頃からの夢だったので、プロ野球選手としてしっかり活躍できるように、これから頑張りたい。自分の持ち味は守備ゴールデングラブ賞を何度でも獲ってやろうと思っている」
■6位指名の山城航太郎投手(法大)
「新庄監督の野球は見ていてすごくワクワクする。僕もそういう野球スタイルがすごく好きなので、早く順応して野球を楽しめたら。チームを救えるピッチャーになりたい」