冬季スポーツ
2024/10/26 17:10

レジェンド葛西紀明がUHB杯ジャンプで3位 12月開幕のコンチ杯からW杯昇格狙う

UHB杯ジャンプ3位の葛西=撮影・中島聡一朗

■UHB杯ジャンプ(10月26日、札幌大倉山ジャンプ競技場)

 ノルディックスキージャンプのUHB杯が札幌・大倉山ジャンプ競技場で行われ、レジェンド・葛西紀明(52、土屋ホーム)が1本目6位から2本目に巻き返し、W杯遠征組で優勝した中村直幹(28、Flyng Laboratory SC)、2位・二階堂蓮(23、日本ビール)に続く3位で表彰台に上がった。10月に長野・白馬で行われた全日本選手権では、ノーマルヒル7位、ラージヒル4位に終わり、W杯開幕遠征メンバー入りは逃したが、コンチネンタル杯からの返り咲きを狙う。

W杯遠征組の2人より上位に

 秋色に染まった大倉山で、葛西が存在感を示した。小林陵侑(27、チームROY)は出場しなかったが、K点越えのジャンプを2本そろえ、大会に出場したW杯遠征組4人中、小林潤志郎(33、Wynn)と佐藤慧一(27、雪印メグミルク)の2人を下して、表彰台に上がった。「この夏はだいぶいい感じで固まってきていて、成績も上位に食い込めるようになっている。なんだか楽しくなってきましたね。全日本では(小林)陵侑と数メートル差で自信にもなりました。きょう、あすで中村、二階堂には勝ちたいと思っていた。きょうは残念ですけど、明日ちょっと負かしてやろうと思ってます」。強気な言葉も飛び出した。

 昨季は国内大会で優勝するなど、結果を残してW杯札幌大会のメンバー入り。そこで30位に入ると、5シーズンぶりにW杯ポイントを獲得。海外遠征組に復帰。さらにW杯プラニツァ大会で29位に入り、51歳290日というW杯最年長ポイントの記録を打ち立てた。10月の全日本選手権ではノーマルヒル7位、ラージヒル4位。引き続き、好調を維持している。

好調を維持している要因は毎日日課の…

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