2024自己採点~松本剛の場合~ 力強くチームをけん引も採点不能!?
「大航海」のスローガンを掲げ、船出したファイターズは、パ・リーグ2位の好成績を収めた。6年ぶりに進出したクライマックス・シリーズ(CS)では、激闘のファーストステージを乗り越え、ファイナルへ進出。選手たちの成長、奮闘が光った。道新スポーツデジタルでは「2024自己採点~の場合」を不定期連載する。躍進を支えたプレーヤーは今シーズンをどう振り返るのか―。取材班が「採点とその理由」「俺が選ぶチームMVP」などのテーマに沿って聞いた。
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「何点というのは、難しいです。個人的なことで言えば、採点できないぐらいひどかったなと。…採点不能で。思うような結果が残せなくて、チームの足を引っ張ってしまった。反省ばかり浮かぶシーズン。すごく悔しいですし、もどかしさがありました。ただ、チームが勝つことによって、救われた部分もありました。打撃がダメでも守備でなんとかしようとか、やれることを探しながら。バッティングは難しさを感じましたけど、まだまだ成長できるなと感じたところもたくさんありました。プラスに捉えれば、いい勉強、いい経験ができたと思う。つらい、悔しい1年でしたけど、いい1年でもあったかなと。年齢も上になってきましたけど、それを理由にしたくない。このオフ、しっかり取り組んで成長していけたらいい。そのためにも前を向いてやっていかないといけない」
「CSになるんじゃないですか。ファーストステージの2戦目。サヨナラで勝った試合。自分自身のことだけを考えたら、ほかにあると思うんですけど。今年はボスが勝つために全力を尽くすと話していた中で、逆転の試合を何度もつくってきましたし、その集大成がCSの場でも出て。九回に万中(万波)がホームランを打って、延長十回にサヨナラ勝ち。1年間の成果が表れたのかなと思いました」
「昨年も同じようなことを言っていたんですけど、バッティングをもう一度、見つめ直す。何が自分にとって正解なのか、もう一回、考えないといけない。そこは永遠のテーマだと思うんですけど、より一層、こだわって過ごしたい」
「ない(笑)。趣味も何もないし。野球以外の時間といえば、ネットフリックスでドラマを結構、見るかな。キムタクが出演しているドラマが好きで、特に『グランメゾン東京』が好き。もともと最初から見ていたんですけど、また見直して。冬に映画化もあるし、すごく楽しみですね。移動中や自宅で見ていますね」
「(伊藤)大海。上沢が抜けた先発陣の中で、加藤(貴)さんも(山崎)福也さんもいますけど、自覚、責任感を持ってマウンドに立っていました。僕を含め、選手はみんな、それを感じていたと思う。大海から熱いものを感じたので。来年も投手陣を引っ張っていってもらって、僕ももう一回、野手を引っ張れるようにやっていきたい」