コンサドーレ
札幌MFスパチョークがケガに苦しんだ今季の悔しさを残り4戦にぶつける
■10月26日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は11月3日のホームC大阪戦(プレド)に向けて、フィールドプレーヤーを3組に分けて10対10のミニゲームなどで調整した。なお27日は11時から札幌U-18と練習試合を行う。MFスパチョーク(26)は前節のアウェー名古屋戦(2〇0)で戦線復帰を果たした。度重なるケガに悩まされた今シーズンだったが、ラスト4試合でチームを逆転残留に導くべく、フル稼働での活躍を誓う。
復帰した名古屋戦で武蔵のゴールの起点に
名古屋戦の後半21分から途中出場し、約1カ月ぶりに公式戦復帰を果たしたスパチョーク。今季ここまで2ゴール5アシストを記録し、札幌の攻撃を担う重要なピースとして活躍してきたアタッカーが、復帰戦で得点に絡む働きを早速披露した。
同43分、敵陣左サイドのタッチライン際で繰り広げられた相手選手とのボールの奪い合いを制すると、後方から追い越してきたDFパクミンギュ(29)にピンポイントでスルーパスを通した。最後はミンギュのアシストでFW鈴木武蔵(30)が貴重な追加点を奪い、札幌は勝利に向かって大きく前進した。「ボールを奪ったタイミングでミンギュが走り出したので、そのタイミングでパスを出して。(このパスから)得点が決まったのがうれしかった」と、殊勲のシーンを笑顔で振り返る。
痛みなし 試合勘も戻った
幸い試合後の反動はなく、今週のトレーニングでも順調にフルメニューを消化。「もう痛みはないし、先週ゲームをやって試合勘も戻ってきた。(C大阪戦までの2週間の)練習で、体力面のところをもっと戻していきたい」と、コンディションは右肩上がりで上昇中だ。