【タイトル未定の日常】#28 メンバー座談会 3人体制で駆け抜けた5カ月
「タイトル未定の日常」第28回はメンバー座談会。(左から)冨樫、谷、阿部がざっくばらんに語り合う=撮影・小田岳史
川本空が卒業してからの活動
今回の「タイトル未定の日常」では3人の座談会を開催した。5月20日に川本空が卒業し、3人体制で再スタートしたタイトル未定。「SORAON」や「TOKYO IDOL FESTIVAL」のフェスにも多数出演するなど、慌ただしく夏を駆け抜けてきた。そんな3人がこの5カ月の間で印象に残っていることについてざっくばらんに語り合った。
3人それぞれの思い
谷 「3人体制でもう5カ月か~。3人になるっていうのが、空ちゃん(川本)が辞める前にもあったから、そのときよりは不安はなかったな。今回は全然不安なかったよね?」
阿部 「うん。3人体制は2回目だけど、最初のときはメンバーが段階的に抜けた状態で、グループもできて時間も経ってなかったから、勝手に『頑張らなきゃ、ちゃんとしなきゃ』という思いが強すぎて辛かった。でも、今は5年目なので、お互いに言わなくても伝わることもあるし、メンバーにいっぱい頼れるようになったから、そういう意味では辛さはなかったかな」
冨樫 「私は逆にZepp DiverCityのライブが終わってから、ずっと時が止まっている感覚で、何ヶ月間は本当にそういう状態だった。ここ1、2カ月とかでやっと動き出せた感じかな」
阿部 「確かに、忙しくて考える暇がなかった(笑)。3人体制が1週間足らずでスタートしたもんね。とりあえずライブは決まってるし、やらなきゃって。ファンの方も『大丈夫だよ』って言ってくれていてありがたかった」
冨樫 「3人になって、個人がより強く見られるようになった気がするから、自分も含めてもっと伸ばさないとっていうのは感じている」
4人の役割があったことを再認識
阿部 「ラジオは1人減ったことが大きかったね。例えば、私が『何か話がありますか?』と進行して、谷ちゃんが話して、トガ(冨樫)が話して、ツッコんでってやっていたら、やっぱり4人の役割があったんだなって思う。ライブでは良くも悪くも、誰かが欠けている状態でもやらなきゃいけないけど、ラジオの方は『あ、いないんだ』って思うことが多かった」
谷 「最初の方は寂しさがあったよ。3人でやっていくことに不安はなかったけど、『こういうときに、こうしてくれてたな』と思い出したら、やっぱり寂しかった。空ちゃんは何でも肯定してくれた。ポジティブに考えて、頭も良いから、いつも『大丈夫、大丈夫』って言ってくれていた気がする」
一緒に笑ってくれる人 支えられてた実感 MV撮影時の涙
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阿部 「2人はよく『大丈夫ですよー!』って言われてたね(笑)。私はツッコんだことに同じタイミングで笑ってくれる人がいなくなったのがちょっと寂しい(笑)」
冨樫 「空ちゃんとは普段からいろんな話をしていて、卒業してから『こんなに支えられていたんだ』っていう実感が湧いた。本当に妹みたいな存在だったから、大きかったな」
阿部 「『春霞』のMV撮影は、さすがに私と空ちゃんで泣いちゃった。引き止めるシーンでいろんな気持ちがこみ上げてきて…。『花』のMVで私が空ちゃんを連れ出す役だったから、余計に。我慢していたのが、急にそこで現実っぽくなっちゃった」
谷 「ご飯に行くときは葉菜ちゃん(阿部)が店を見つける係で、空ちゃんは水を運んで来てくれる係だったよね」
阿部 「確かに。空ちゃんが卒業してからはトガが持って来てくれたり、誰か気付いた人が持って来るようになったね。遠征の部屋割りが2人部屋、1人部屋のときはじゃんけんで1人部屋を取り合ったけど、谷ちゃんがいつも勝つよね」
谷 「うん! 普段のじゃんけんはそんなこともないんだけどね」
駆け抜けてきた夏の記憶
阿部 「3人の活動の中だと『A Villa idol festival HOKKAIDO 2024』が一番印象に残っているな~。空ちゃんが卒業して、すぐに夏が始まって、7、8月をめちゃくちゃなスピードで駆け抜けてきたから、『A Villa idol festival HOKKAIDO 2024』が夏の終わりの締めくくり。いろんな感情が交じり合ったライブだった。『駆け抜けられて良かった』とか『お疲れさま』とか。いろんな意味で頑張った!」
谷 「私も『A Villa idol festival HOKKAIDO 2024』か『SORAON』。『A Villa idol festival HOKKAIDO 2024』は去年より出演者さんもファンの方の数も倍増していたし、夏の終わりだったから、夏を駆け抜けて来られた感があった。『SORAON』は北海道の大きなイベントだから、出演できるって言われたときも嬉しかったし、印象に残ってる」
冨樫 「今年の夏はたくさん北海道のフェスに出させてもらって、道内ツアーもできて、いろんなところも行けたね。北海道の中での活動がすごく充実していたし、ちょっとずつ広まっているなと感じられたから嬉しかったな」
谷 「『SORAON』は6月か~、早い!」
阿部 「早いけど、すっごく遠くにも感じる。半年も経ってないんだ。今年はすごく長く感じる。『群青』のリリースとか、いつの話っていう。3月?、本当に? って感じ」
冨樫 「(『群青』のリリースは)絶対今年じゃない。去年だよ」
阿部 「年々それが強くなっている。飛行機のマイルがめっちゃ貯まるぐらい、いろんなところを行き来したな~」