万波中正が侍戦士にエール「力になれず申し訳ない。テレビの前で全力応援します」
秋季練習に参加して軽めに調整
日本ハムの万波中正外野手(24)が29日、エスコンフィールド北海道で行われた秋季練習に参加。コンディション不良で辞退となった「プレミア12」に参戦する、同僚たちへエールを送った。
シーズンで蓄積した疲労を抜くため、この日はストレッチやランニングなど軽めのメニューに終始した。国際大会への不参加を決め「(状態について)僕からは特に言えることがない。力になれず申し訳ない気持ちです」と、侍ジャパンへの未練を口にした。
チームメート3人の活躍を願う
プレーで貢献することは叶わないが、代表戦士たちの活躍を心から願っている。チームからは清宮、北山、五十幡の3選手が選出されており「テレビの前で、本当に全力で応援します。チームメートが3人行くので、ぜひ活躍してほしい」と力を込めた。
CSでファンが望んでいたもの確信 優勝なら比べものにならない…
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無念さを胸に畳んで、来季へ向けて動き出す。同日に新庄監督の続投が正式発表され、気合はさらに高まっている。
「今年はAクラスやCSまで来たので、やっぱりあと一歩。優勝だけかなと思います。本拠地のCSであれだけの盛り上がりを見て、ファンの人はこういうものを望んでいたんだ、と嬉しくなりました。優勝できれば、比べものにならない喜びがあるはず。本当に頑張りがいがあります」
打撃向上のためにフィジカル重視
大願成就へ、オフは持ち味の長打力に磨きを掛ける。昨季は25本塁打を放ち、今季も18本塁打をマーク。主軸を担う若き大砲は、来季もアーチ量産を目指して徹底的に体を鍛えるつもりだ。
「ゴロではポジショニングや飛んだ場所によってアウトになってしまう。外野の頭を越える打球、間に強い打球を打てるからこそ、打率や出塁率は上がってくる。バッティングのレベルを1段階、2段階上げたい。そのためには体を思い通りに動かせるように、フィジカルトレーニングが大事になる」
効率を考慮して〝雲隠れ〟トレへ
秋季キャンプ後の長い冬は、多くの時間を一人で過ごす予定。〝雲隠れ〟しながら自らと向き合い続ける。
「複数人でやるとトレーニングも打撃も移動も時間が掛かる。自分のための時期なので1人でやるのがいいのかな、と考えてます」
ホームランは野球の華ー。背番号66は究極の一発を求めて、ストイックに野球と向き合う。