今川優馬 秋季キャンプで猛アピール宣言「1年間の成長を、お見せしたい」
すでに気持ちは来季へ! エスコンで自主トレ
日本ハムの今川優馬外野手(27)が30日、エスコンフィールド北海道で自主トレを行った。
プロ4年目の今季は、キャリア最少の6試合出場に終わった。巻き返しを図る来季へ、1軍秋季キャンプは勝負の場。シーズンを通して鍛えたフィジカルを武器に、首脳陣への猛アピールを誓う。
宮崎帰りで真っ黒に日焼け みなぎる気合
みやざきフェニックス・リーグを戦い終えた今川は、真っ黒に日焼けした顔で本拠地のグラウンドへ姿を現した。
間もなく始まる秋季キャンプへ向けて、気合はあり余っている。「期間は短いけど、1軍首脳陣の皆さんの前でプレーできる。1年間の成長を、お見せしたい。それが来年へのアピールになると思っている」と闘志をみなぎらせた。
今季1軍でわずか19打数4安打
時間の経過とともに、悔しさばかりを募らせた。5月に1軍昇格を果たすも、出番はごくわずか。19打数4安打の成績で2軍降格を命じられた。チームが6年ぶりのAクラス入りを果たす一方で、シーズンのほとんどを鎌ケ谷で過ごすことになった。
盛り上がりを見せたエスコンでのCS 「試合は出るもの」
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
日の当たらない場所から見つめたテレビの中の光景は、今でも脳裏に焼き付いている。
初のエスコン開催となったクライマックス・シリーズ(CS)は大盛況で「画面越しにも盛り上がりが見えた。あの場に自分がいられないことが悔しかったです。一人の野球人として、試合は見るものではなく、出るものだなとつくづく思いました」と、複雑な心情を胸に納めた。
自分と向き合った1年 肉体強化に成功
どんなに状況が苦しくても、努力は怠らない。少ないチャンスをものにするため、ファームでも腐ることなく自らを奮い立たせた。
「今年は1人でずっと〝鎌ケ谷キャンプ〟をやってきた感じです。試合に出ていると体づくりは難しいけど、2軍でも試合に出られなかったのでトレーニングに充てる時間が多くなった。とことん自分と向き合っていたら、ベンチプレスが160キロになりました。体重も92キロで過去最高です」
家族のためにも! 進化し続けるバッティング
一回りも二回りも大きくなった体で、持ち味の打棒を発揮してみせる。
「(春季)キャンプまで4カ月あるので、もっと強くなりたい。結婚して、もう1人じゃない。生活も懸かっているので、1試合でも多く出たいです」。頑張るべき理由は、いくらでもある。苦労人は己のバット1本で、活路を開く。