レバンガの大黒柱・ラモスが戦列復帰 横浜BC〝フィリピンの英雄〟との対決へ意欲
きたえーるで11月2日から横浜BCと2連戦
B1レバンガ北海道は改修を終えた北海きたえーるで、11月2日から横浜BCとの本拠地開幕2連戦を迎える。10月6日の開幕2戦目で右脚を負傷したSG/SFドワイト・ラモス(26)が全体練習に合流。2連敗中で2勝7敗のチームに攻守の要が帰ってきた。
レバンガの大黒柱がコートに帰還した。戦術練習ではサブ組からスタートして途中から主力組に入ると、強度の高いプレーもこなし、復帰をアピール。「膝の状態は今、非常にいい。コンディションも含めて、できる限りコートに戻れるよう準備している最中です。1カ月ぐらいプレーできなかったので、しっかりコートに戻れるように。回復具合は90から95%。普通にプレーする分には全然問題ない」と、胸を張った。
最大4人いた負傷者が続々復帰
開幕序盤に最大4人だった離脱組が、続々と帰ってきた。コンデョション不良で開幕2試合を欠場したPFテリー・アレン(30)と、10月12日の帯広開幕戦で負傷交代したSG星野京介(25)が10月19日のFE名古屋戦で戦列に復帰。残るは、帯広で右足関節外側側副靱帯損傷のSG盛実海翔(27)の復帰を待つばかりだ。負傷していたが、アウェー5連戦に帯同していたラモス。「得点力を期待されている自分と、盛実選手が欠場してる中で、チームがどういう反応をするか、どういうパフォーマンスをするか、この5試合を見てきた。ステップアップした選手もいたと思うし、結果は2勝。大阪戦も2試合とも勝てるチャンスはあったのではないか。チームとしては成長した」。自らの合流で、さらにチームの成長を加速させる。
小野寺HCも歓迎「長い時間コートでプレーして」
ここまで苦しい台所事情で2勝7敗と苦しんでいた小野寺龍太郎HC(42)もラモスの復帰を大歓迎だ。「ドワイトが抜けて、盛実が抜けて、ハンドラーの部分でボールを保持できる選手、そこからプレーメークできる選手が限られた中で戦ってきていたので、ポイントガードにかかる負担がすごく大きかった。ドワイトが復帰することで、彼がボールをハンドルするポゼッションもおのずと増えてくる。足が問題なければ長い時間コートでプレーしてほしい」と、期待を込める。