プロ野球
2024/10/31 18:55

西武から指名あいさつ受けた星槎道都大の148キロ左腕・佐藤爽 チーム事情で投手転向し大学で開花

西武から育成4位指名を受けた星槎道都大の佐藤(右)が指名挨拶に訪れた水沢スカウトから西口新監督のサインを受け取った=撮影・西川薫

札幌山の手高出身で初のプロ選手

 今月24日のドラフト会議で西武から育成4位指名を受けた北広島市出身で星槎道都大の最速148キロ左腕の佐藤爽投手(4年)が31日、同大で前田俊郎アマチーフスカウト(59)らから指名あいさつを受けた。札幌山の手高時代に投手に転向もそれまで主だった実績はなかったが、大学4年間でプロ野球選手への道を切り開いた。

1軍で戦える投手になるために

 運命の日から1週間。「指名された時は、そこまでの実感は湧かなかったけど、あいさつに来てもらって、本当にこれから勝負。頑張れば上で戦える投手になれるって話をしていただきました。(西武は)良い左投手がいる印象。しっかり聞けるとこは聞いたり、盗めそうなところは自分で盗んだりしていきたい」。昨年のドラ1左腕で、今季10勝の武内夏暉投手(23)らに学んでいく構えだ。

担当スカウトも支配下登録へ太鼓判

 水澤英樹担当スカウト(55)は「フォームが良いので、けがのリスクも少ないし、多分いくら投げても壊れないタイプ。コントロールがあって、キレ、変化球、フィールディング、投球センス、全て良い。足りないのは、ストレートの力強さとか、もうちょっとスピードがあればくらい。まあ、自然とトレーニングして食事すれば全く問題ない。もう少しスピードが上がって、もう少しキレが出てくれば、もっと変化球が生きてきて、もっと三振も普通にとって、もっと簡単に打ち取れるピッチャー。(支配下登録には)そんなに時間は掛からないんじゃないかな?」と期待を込めた。

中学時代は殆ど試合に出られず「高校の時点で野球をやめようと…」

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