コンサドーレ
前節メンバー復帰の札幌FW金健熙 ホームC大阪戦で潮目変えるゴール再現だ
■10月31日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
再び救世主へ コンディション上昇
北海道コンサドーレ札幌は11月3日のホームC大阪戦(プレド)に向け、11対11などで調整した。前節のアウェー名古屋戦(2〇0)で約4カ月ぶりに公式戦の試合メンバー入りを果たしたFW金健熙(キム・ゴンヒ、29)は、先週行われた練習試合でハットトリックを達成するなど、状態は着実に上昇中。札幌を残留へと導いた2年前の活躍を再現し、再びチームの救世主となってみせる。
9月中旬に3カ月ぶり全体合流
金健熙は6月12日の天皇杯2回戦栃木シティ戦で発症した左ハムストリング肉離れや、右ふくらはぎ痛などで約3カ月に渡って別メニュー調整を強いられてきたが、9月中旬に全体練習への合流を果たすと、その後は順調にメニューを消化。合流から1カ月が経過した名古屋戦で出場こそ叶わなかったものの、いよいよベンチ入りメンバーに名を連ねるまでにコンディションを戻してきた。
名古屋戦では「やっぱり少しでも出たかったな、という率直な気持ちはある」と声が掛からなかったことへの悔しさを口にする一方で、「久しぶりに試合の雰囲気を味わえたのと、チームが勝ったのはすごく良かった」と、完全復活に向けて第一歩を踏み出せたことを前向きに捉えている。
練習試合では45分でハット達成
今月27日に行われた札幌U-18との練習試合(14〇1)では、45分間の出場でハットトリックを達成。「ユース相手だったけど、3点取れたということはポジティブに思っている」と指揮官へのアピールにも成功。「コンディション的にはだいぶ上がってきている」と話すように、心身共に上昇カーブを描いている。