ドラフト3位・浅利太門 尊敬する明大の先輩・山崎から学びたいことはー
都内の野球部合宿所で指名あいさつ
日本ハムからドラフト3位指名を受けた明大の浅利太門投手(22)が1日、都内の同大野球部合宿所で指名あいさつを受けた。
伸びのある直球が特長の本格派右腕で、まずは中継ぎで勝負するつもり。日本ハムには明大OBの山崎福也投手(32)がいる。一度、対面した時は圧倒されたが、尊敬する先輩を手本にしながら、一流を目指す。
同タイプの投手が多い日本ハム 「あやかって成長できたら」
球団サイドからあらためて、評価ポイントや今後の育成方針などを伝えられた。
ファイターズのカラーは把握している。「自分に近い大型のピッチャーが多い。育成力がある球団だと思っているので、その力にあやかって成長できたらなと思います」と決意を込めた。
大渕スカウト部長も高評価
最速は大学4年で更新し、152キロ。球団の大渕スカウト部長は「能力の高さ、ボールの質の良さは誰もが認めるところ。天井の高さを評価しています」と豊かな将来性に言及し「真っすぐに魅力があり、高めで空振りを取れる。回転が良い。まずはプロの打者からも空振りを取れるように磨いていくことが大事」と強調した。
今年8月に憧れの先輩と初対面
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
浅利は8月末、東京6大学選抜のメンバーに入り、エスコンフィールド北海道で開催された「北海道ベースボールウイーク2024」に参戦した。
この時、明大メンバーの前に現れたのが、先輩にあたる山崎だった。緊張感漂う対面となり「わざわざ、ごあいさつに来ていただいて、オーラと体の大きさに圧倒されました」と振り返った。
誓った積極アプローチ 「投球術は一流だと思う」
チームの主力を担っている左腕とは10歳差。気軽に接することはできないが、積極的にコミュニケーションを図るつもりだ。
「入ったら(話してみたい)。やっぱり投球術は一流だと思う。そこを自分も吸収できたら」と強く望んだ。
夢だったプロの扉をこじ開けた「たもん」
関西出身。口数は多くないが、芯の強いタイプで、筋トレやKポップを愛する一面もあるという。チームメートからは「太門(たもん)」と呼ばれ、頼られることも多かった。
ファンからどう呼ばれたいか、問われると「たもんの方が、親しみを持っていただけるかなと思います」とニッコリ。地道な努力で一つの夢をかなえた右腕は、ファイターズで一層の進化を遂げる。