ファイターズ
上沢大台突破!1億5000万円でサイン「ようやく達成できた」
日本ハムの主力選手7人が8日、札幌市内の球団事務所で契約を更改した。今季12勝を挙げた上沢直之投手(27)は6500万円増の年俸1億5000万円でサイン。10年目で初めて大台を突破した。新庄剛志監督(49)からオープン戦初戦の“監督”に指名されたエースは自らの登板も視野に入れ、真剣にスタメンを吟味する。(金額は推定)
念願が一つ、かなった。今季、開幕からローテーションを守った上沢は160回1/3を投げ、キャリアハイの12勝、防御率2.81をマークした。大台を軽々と超える契約を提示され「プロ野球選手になった時からいつかは―と思ってやってきた。10年かかりましたけど、ようやく達成できて良かった」と一流の仲間入りを喜んだ。
今月6日。新庄監督からSNSのダイレクトメッセージが届いた。オープン戦初戦の監督を任せたい、という内容だった。全く想像していなかった打診に「めちゃめちゃ驚きました」と振り返りながらも「チームのことを深く知るいい機会。やれるだけ考えてみようと思います」と、真剣に取り組む意向を固めた。
スタメンは春季キャンプの動きなどを見て決めるが「僕が(対戦したら)嫌だなと思うような打順、メンバーにしたい」という構想はある。走力や長打力を持った選手がこれに該当する。また、主軸を担ってきた近藤の名前を挙げて「ここに入れたら面白いんじゃないか」と、すでに脳をフル回転させていた。
当然、本職をおろそかにはしない。先発投手については「僕が投げるかもしれないし、投げないかもしれないし。一応、候補に入っているので、投げるつもりで練習していきます」とニヤリ。来年2月。ビッグボスからバトンを受け取った“上沢監督”がどんな采配を振るうのか、注目される。