ファイターズ
玉井大翔がフォーム改造に着手「しっくり来ています」 宮西&秋吉氏から贈られた言葉とは…
■秋季キャンプ(11月2日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの玉井大翔投手(32)が2日、エスコンフィールド北海道で開催中の秋季キャンプでブルペン入りした。今季は腰痛に苦しみ、プロ8年目で初めて1軍登板なしに終わった。ベテランはこのオフ、大胆なフォーム変更に取り組み、巻き返しを期する。
建山前投手コーチの助言聞き腕の位置下げる
捨て身の挑戦で、新境地を切り開く。キャリア通算328試合登板の右腕が、野球人生で初めてのフォーム改造に着手している。きっかけをくれたのは建山前投手コーチ。秋季練習中に授かった助言を素直に受け入れ、腕の位置を下げた新たな投法を模索中だ。
「今年1年、うまくいかないことがたくさんあった。何かを変えないといけないなと感じていて、良いタイミングで建山さんが言ってくれたので、すんなり(フォーム変更に)入れました。自分では肘をすごく下げているつもりだけど、映像で見たらスリークオーター。今ぐらいの感じが腕を振りやすいです」
手応えよし「上から投げるより強さある」
春先に腰を痛めた影響で、最速150キロを誇る直球は威力を失い、実戦復帰後も140キロ前後を出すのが精いっぱいだった。しかし、フォーム改造後の手応えは良好で「上から投げるよりも、強さはある。球速がどれだけ出てるか分からないけど、腕が振れてしっくり来ています」と納得の表情だ。
肘を下げてからの日々は新鮮で、投げ込むたびに新たな発見があるという。生命線とするシュートを筆頭に、変化球の切れ味も鋭くなった。