《レバンガ北海道オフ・ザ・コート》①菊地と内藤(後編) 道産子コンビに聞いた休日の過ごし方「サウナは○○○が一番!」
レバンガ北海道の選手・ヘッドコーチのプライベートに迫る「レバンガ北海道オフ・ザ・コート」。菊地広人選手(23)=北見市出身=と内藤耀悠(てるちか)選手(18)=札幌市出身=の対談の後編は、2人の休日の過ごし方について聞きました。「サウナー」菊地選手の熱いこだわりは…?
実は2人ともインドア派
―休みの日などはどのように過ごしていますか
内藤「実はあまり趣味がなくて…。でも学生の時よりは時間ができたので、いろいろやってみたいのですが、基本的にインドア派みたいで。でも外出したくないわけではないので、何かアウトドア系にはまれたらいいなと思います」
―チームにはアウトドア好きが多い印象がありますが、菊地選手はどうですか
菊地「僕も同じくインドア派ですね。唯一趣味と言えるのが温泉ぐらいで。札幌市内に何か所かお気に入りのところがあって、『今日はここに行くか』って感じで行っています。練習後や休みの日の自主練の後に日帰りで行くことが多いです。札幌は温泉がたくさんあって楽しいですね 」
内藤「定山渓は行きましたか? 僕は定山渓の温泉が好きで」
菊地「定山渓はまだ1回だけ。免許取れたら一緒に行くか? 」
内藤「連れて行きます!」
―温泉に入るときのこだわりはありますか
菊地「サウナは絶対に欲しいです。サウナと水風呂は絶対についていてほしい。あとは天然温泉だったらいいですし、高濃度炭酸泉も結構好きかな。炭酸泉は疲労回復に良くて、ぬるめでゆっくり入れる感じがいいですね」
内藤「ぬるめでゆっくりってすごくいいですよね 」
―長風呂なんですか
菊地「1時間~1時間半くらいですね。最初に湯船に入って、少し温まったらサウナに入って、水風呂に入って外気浴するっていうのを多くて3回ほど繰り返します。ただ最近は寒くなってきたので水風呂がちょっとしんどくなっちゃって(笑) 」
3セットはすごいですね
内藤「3セット行けるのすごいですね。僕はサウナは10分くらい入って2セットくらいです」
菊地「僕も最近は、練習がきつくて、疲れているので2セットくらいですね。3セットは相当元気じゃないと(笑) 」
内藤「僕は暑いのが苦手で、水風呂も苦手で…。サウナも少し入ってすぐ休んじゃうし。温泉に行っても30~40分くらいで上がってしまいます。もし広人さんと一緒に温泉に行っても、ずっと広人さんだけサウナの中で待たせるのかなって考えたら申し訳ないと思ってしまって」
菊地「いや、僕もサウナは暑くてすぐ出てしまいますよ。頑張って7分~10分くらいです。そんなに変わらないんじゃない? 」
内藤「一瞬温まってすぐ出ちゃう感じですよ 」
菊地「外気浴してる?」
内藤「してないです」
菊地「おまえ外気浴しないとだめだよ! 外気浴が一番気持ちいいんだよ! サウナで頭の中まで熱くなって、それが水風呂で一気に冷えて頭の中がぐるぐるしている時に、外気にあたった時の『はぁ~』っと何も考えていない時間が気持ちいい…」
菊地選手のサウナの楽しみ方は…
―いわゆる「ととのう」ですね
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菊地「そう、その時間が一番気持ちいいです。むしろそのためにサウナと水風呂に入っているんです」
内藤「30秒~1分くらい休んですぐサウナに戻ってました」
菊地「いや、それはお前、それは無理だよ…」
―1度菊地選手に入り方を伝授してもらった方がいいですね
内藤「そうですね」
菊地「そうですね、ちゃんと教えないと」
自炊を勉強中です
―家にいるときはどんなふうに過ごしていますか
内藤「自炊はいつもしています。でも面倒な時は、ルーで売っているカレーだったり、マーボー豆腐だったりをパパッと作って終わりですね。オフの日はいろいろやってみたいなと思うのですが、まだ作れるものが限られているので、動画を見たり料理本を買ったりしていて、もっとできるようになりたいです」
―フレッシュマンらしいですね。初めての一人暮らしですか
内藤「はい、勉強中ですね(笑) 」
―菊地選手は料理しますか
菊地「自炊はしているのですが、 最近は本当に面倒くさくなっちゃって…。朝は(練習で)ウェイトがあるので、食事はいつも軽めにしていて、プロテインと冷凍の焼おにぎりなどで済ませています。朝は軽めで、昼は外食でしっかり食べて、そうすると夜しか家で作らなくなるじゃないですか? ご飯を炊いても中途半端に余ってしまって。あと、洗い物がすごく嫌いで! 自炊は好きなんですけど、作るのは好きなんですけど、洗うのがすごく嫌いなので、『今日はいいから寝よう』と思って、一晩分洗い物が残って、それが2日分3日分とたまっていって、億劫になっちゃって」
内藤「すっげー分かります」
菊地「それで夜も『何か食べて帰ろうぜ』って、(内藤選手と)一緒に食べて帰っちゃいますね。 しかもオフの日は『絶対に自炊したくない』って決めているので、スケジュール的に自炊する日っていうのが無くなってしまって(笑)」
―とても仲良しの2人ですが、初対面の時はいかがでしたか? 昨シーズン、菊地選手は特別指定選手、内藤選手はユース育成特別枠としてチームに参加していましたね。
内藤「昨シーズンはそれほど顔を合わせる機会はありませんでした。チームに帯同している時間が短くて、(スペインへ)留学行く直前までだったので」
菊地「僕が12月に加入した時にはすでにテル(内藤選手)がいたんですが、1週間ぐらいしか重なっていませんでした」
インカレの活躍見て「すげー人が来る!」
内藤「なので『どんな人だろう』ってずっと思っていて、インカレとかで(菊地選手の活躍を)見ていたので、加入が決まったときには『大東文化大の菊地が来るんだ!』ていう感じで。心の中では『くん』をつけたりしないで呼び捨てで。ただただ『すげー人が来る!』と思っていました。ご飯に連れて行ってもらうようになったのは今年からですね」
「本当に年下だよな?」
菊地「プロになったのは僕が1年先輩ですが、レバンガにいる期間はテルの方が長いのです。僕は加入したばかりのころはけっこう緊張していたのですが、テルは堂々としていて、もう何年目っていうぐらい(笑)。『本当に年下だよな?』って思うほど、落ち着いてプレーするんです。まだ18歳なのに、『すげえな』ってずっと思っていました。先輩にも自分から絡みに行って、コミュニケーションをとるので、すごいと思います」
内藤「こんなふうに思っていただけるなんて…(照)」
菊地「あとめっちゃ真面目ですね。それと、可愛いやつです。純粋で、本当にバスケしかしてなかったんだ、この前まで高校生だったんだなって感じがして。 でも逆に、若さを感じるのはそこぐらいですね。プレー中はベテランみたいな(笑)。『本当にルーキー?』って感じです」
内藤「その慣れが、逆に良くない方向に行かないようにだけは、気をつけたいです」
―最後に今シーズンの意気込みと、お互いへ一言をお願いしてもよろしいですか
菊地「テルは開幕戦(アウェーの島根スサノオマジック戦)でも落ち着いてプレーしていました。それは継続しながら、ルーキーらしくもっと強気でプレーしてほしいですね。どんどん自分の良さを出しながら、遠慮せずやってほしい。僕も同じルーキーとして負けないように頑張ります」
内藤「広人さんはシューターですが、シューターはシュートが決まればもちろん、いい印象を受けますが、外れた時の印象も大きい役割ですよね。それが気持ち的に辛い時も出てくると思います。でもそんなことは吹き飛ばして、(試合に)出たらもう『行ってください!』って感じです。 入っても外れても、それはもう時の運なので。 打って何本でも決めて、スターになってほしいです。 個人としては、まだプレータイムが確立していないですし、ローテーションにも組まれていないので、それを跳ね返して、ちゃんとローテーションに入れるように頑張ります。見ていてください!」