レバンガ本拠地開幕戦で逆転勝利 道産子PG菊地が3点シュート5発でキャリアハイ
■B1リーグ戦 第6節第1日(11月2日、札幌・北海きたえーる)
▽レバンガ北海道75-66横浜BC
最大15点差を跳ね返す
2連敗中のレバンガが第4クオーター(Q)に逆転してそのまま勝利。本拠地開幕戦で今季ホーム初勝利を挙げた。第2Qで最大15点のビハインドを背負った展開だったが、第4Q残り6分で逆転。最後は道産子PG/SGの菊地広人(23)が2本の3点シュートで突き放し、連敗を止めた。菊地はチーム最多となる5本の3点シュートを成功。今季初の2桁得点で、キャリアハイの15得点をマーク。チームは通算3勝7敗で6位のまま。3日は今季初の2連勝を懸け、横浜BCと対戦する。
スーパーサイヤ人ブルー
改修工事が終わった北海きたえーるでの記念すべきレバンガこけら落とし試合を勝利で飾った。道産子PGの菊地は、人気漫画・ドラゴンボールに出てくるスーパーサイヤ人ブルーのような蒼いヘアスタイルに負けないぐらい、プレーで存在感を示した。お立ち台では「なまらサイコーです」と、今季のスローガンを織り込み、喜びを表した。
牧コーチから脱力のススメ 「自分の持ち味を出せた」
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3点シュート5本は、菊地のバスケットボールキャリアの中でも最多タイ。「ドリブルからだったりとか、コーナーのスポットのシュートのところはいつも通り自分の持ち味を出せた」。試合前、「牧全コーチからも『脱力して打てば入るから』と言われていたので、脱力を意識して試合に入ったので、それがうまくいってたんじゃないか」と自己分析した。
小野寺HC「成長が見られた試合」
北見市出身。2023年12月に特別指定で加入。23-24シーズンは、26試合に出場し1試合平均5得点。今季は初の開幕戦出場からここまで8試合に出場。小野寺龍太郎HCは「失点している時は自分たちのオフェンスも良くなかったのですが、菊地がリングを見て良いプレーをしていたので、チームとしても彼の良さを求めながら、全員で走ることができたり、リバウンドの部分などの小さな積み重ねで相手を上回ることができた。最後、菊地がショットを決め切って突き放せたことは、チームとしての成長が見られた試合だった」と高く評価した。
触れられて良かった
青色のヘアスタイルは、実はSG/SF関野剛平(30)の指示。お立ち台では触れられず。報道陣から心境の変化を問われると、「やっと触れていただいてありがとうございます。本当はあそこのインタビューで触れてもらえるかなと思ったんですけども、ただやんちゃなやつになってしまうのがすごい自分としては不本意だったので良かった。きょう皆さんにもお披露目したので、シャンプーして、ちゃんと落としたい」とおどけた。
初の連勝で勢い加速だ
3日はホーム5連戦の2戦目。「横浜さんはきょう以上の力を使って、カウントアップしようとしてくる。僕らは前回、FE名古屋とやった時に1戦目に勝って、2戦目は相手の勢いに負けてしまった。きょうは前半の入りが悪かった。しっかり後半のような入りを最初からできるように、しっかり絶対勝てるようになっていきたい」。初のカード連勝で11月反攻へ、勢いを加速させる。