【一問一答】進藤勇也 2年目の飛躍へ充実の秋「1軍の選手から学び、盗める期間」
■秋季キャンプ(11月3日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの進藤勇也捕手(22)が3日、エスコンフィールド北海道で開催中の秋季キャンプで充実の汗を流した。1年目の今季は2試合に出場し3打数無安打。攻撃、守備の両面で多くの課題が見つかった。長いオフをレベルアップに費やし、2年目の飛躍につなげてみせる。練習後の一問一答は以下の通り。
―初の秋季キャンプ
「みっちり練習できてますし、1つ1つのスキルに細かく取り組めている。ものすごく有意義な時間になってます」
―エスコンのキャンプは春季キャンプと雰囲気が違う
「たくさんのファンの方に見守られている秋は初めて。新鮮な気持ちもあるし、自分の課題に対して細かくできる。良い時間になっていると思います」
―ファンの反応がある
「1球目の集中力というか、そういうものはいつも以上にある。変なプレーはできない。そういったプレッシャーのある練習になっている」
―山田コーチ、八木コーチ、森本コーチとやり取りが目立つ
「バッティング、走塁、守備といろいろな部門で自分の課題を話しつつ、コーチからの指導をいただいている。かみ砕いてできる期間。いろいろな話を聞いて自分のものにできるよう学びたい」
―強化ポイントは
「シーズンが終わってから一通り1年間の振り返りをした。先月までフェニックス・リーグで打撃中心にやってきた。キャンプは守備をテーマに置いてやっていきたい」
―守備は
「スローイングもキャッチングもブロッキングも。タッチプレーなど細かい部分でも隙のないスキルを身に着けて、レベルアップしたい」
―今季を振り返ると
「シーズン始めのテーマはケガをせずにゴールすることだった。シーズン通してケガなく過ごせたのは良かった。打撃でも守備でも走塁でもいろいろな課題が出てきた。もっとこういう風にしないといけない、こういうプレーをしたい、レベルアップしたいという向上心が芽生えた1年間です」
―来年はどんな捕手に
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「チームの戦力となれるように。チームの勝ちに貢献できる選手になりたい」
―オフの取り組みは
「もう一度フィジカル強化をしたい。シーズン中は夏場に体重が落ちるところがあった。ただのトレーニングではなく柔軟性など、打撃、守備につながるようやっていきたい」
―残りのキャンプは
「自分の中でもこの期間はいろいろ学べる。来季の準備というより、この期間も強化したい。短いキャンプ期間もいろいろ学んで、コーチがいなくても自分で練習ができるよう自立したい」
―同期や若手が国頭で過ごしている
「若手の意識はあまりない。1軍でやっている(伏見)寅威さんや(清水)優心さんからいろいろ学べる機会。エスコンでしっかりキャンプを送れるのは、1軍の選手から学び、盗める期間」
―オフは
「流れがあまり分かってない。1月の自主トレはたぶん鎌ケ谷でやります。そうなったときに、こういった練習が継続できるよう、今学びたい」
―ドラフトで上武大の荒巻が巨人から指名された
「荒巻は一緒にやってました」
―下級生から試合に
「出てましたね」
―飛距離がすごいと聞く。逸話は
「体もできていてパワーがある。飛ばす力は魅力的ですね。荒巻は1年生のリーグデビュー戦で、いきなりホームランを打ちました。(出身が)同じ福岡で高校の時から知っていたので、すごいなと。親近感があって、後輩の中では仲が良かったです」
―今季は初安打がお預けに
「今年のうちに打ちたかったけど、終わったこと。今やらないといけないことをしっかりやって、それが来年の結果につながると思っている。来年開幕してから、初安打や結果は付いてくると思う」
―あらためてオフのテーマを見つけたい
「課題は明確になっている。オフシーズンはコーチが付いているわけではないので、コーチがいなくなっても、この練習にどういう意図があるの?ってならないよう、かみ砕いて自分一人でもできるようにしたい」
―メモは
「自分のメモ帳に書いてます」
―打撃で変える部分は
「軸足、下半身を使って打つというのが、1年を振り返ってあまりできてなかった。シーズン終盤から先月の宮崎に掛けては、そこをテーマに置いてきた。自分の中では良い感じになっている。しっかり下半身で自分のスイングを確立することをテーマにしたい」
―具体的なアプローチは
「意識の中で、軸足でしっかり回る。イメージと感覚と実際に映像で見たときのズレがあった。そのギャップを埋めていく作業を、宮崎でやり始めて段々と良い感じになっている」
―大卒2年目は1年間1軍で
「今年も、そういう意識がなかったわけではない。毎年が勝負なので、そういう気持ちはあった。高い目標を持ってやっていきたいです」